普段は「ミスティカルシャーマンオラクルカード」というデッキでリーディングを行っています。
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家族に分かってもらえないのが辛いです。家族の中で、私だけが他人の感情に敏感です。喧嘩や怒鳴り声がすごく苦手です。学校や会社に行けなくなるのも私だけです。どうしても家族に対して「分かってほしい」と思う気持ちが捨てきれません。全く性質の違う相手に対して、「分かってほしい」と思うのは間違っているのでしょうか。
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いいえ間違ってません!
もう全力でお伝えします!
あなたはこれっぽっちも間違ってません!
本当ーーーに全然1ミリも間違ってませんよ!
大事なことなんで3回書きました。
いや本当、家族に分かってもらえないってしんどいですよね。たくさん辛い思いをして来られたと思います。「分かってほしい」と思うのは当たり前のことです。そもそも人間はみんな「分かってほしい生き物」ですからね。
きっと今まであまりに分かってもらえなかったので、「これ以上分かってほしいって思ってんじゃねーよ」「無理に決まってんだろ」「期待すんな」と自分にムチを入れてるご状況なんじゃないかな?と推察いたしますー(泣)。
これもまた傷つかないために心が防衛しているということなんですけども、こうやって自分にムチを入れすぎると、どんどん痛みが増してしまうことがあります。
なのでちょっと難しいかもしれませんが、まずはご自身に対して、自分の言葉で「そうだよね、分かってほしいよね」って言ってあげてください。
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ということで、直接のお答えとしては「あなたは間違ってません!」ということになりますが、せっかくなのでもう少し+αのお話を書いていきますね。
「家族に分かってほしい」という話をする時、私はいつもハリーポッターの例を出します。
ハリーポッター読んだことありますか?
物語の序盤、魔法使いの孤児であるハリーが、マグル(普通の人間)の叔父さんの家に預けられて、マグルの中で魔法の存在を知らずに育ちます。このマグルの叔父さんってのがまた曲者で、ハリーの魔法力を恐れて徹底的にハリーを虐げるんですよ。
叔父さんはマグル界では社長をやっていて、マグルとしての成功の象徴を全て持っている人です。当然「魔法がある」ということそものを信じたくないし、「そんな話をするなんて頭がイカれてる!」と本気で思っています。
エンパスの人は、こういう家族の中で育っていることが割と多いんじゃないかな?と思います。
「虐げられる」のレベルは人それぞれだと思いますけど、文字通り暴力的な躾を受けた方もいると思いますし、そこまでいかなくても「なんでお前はそんなに弱いんだ」「もっと論理的に物事を考えろ」「フワフワするな」「そんなんじゃ社会に出て生きていけないぞ」みたいな言葉を多かれ少なかれ投げられた経験があるでしょう。
私たちが当たり前に感じている「見えない世界の動き」のようなものが、どうやら家族には一切見えておらず、そればかりか「頭おかしい」扱いされて、長期間かけて矯正され続けるわけですからね。
そうこうしているうちに、
「私は敏感なんかじゃない」
「敏感だなんて自分で言いたくない」
「言わなくても分かるなんて気のせいだ」
「全部思い込みに決まってる」
みたいに本気で思い込んでいることだってあります。
だからあなたが今「分かってほしい!」という思いを持っているのは、決して悪いことなんかじゃないのですよ。むしろめっちゃ良いことです。「私は普通だ」と思い込んでいるよりもずっと健全で、ずっと力を取り戻した状態です。
まずは思いっきり「分かってほしいんじゃー!」と思いましょう(・∀・)
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ここからがちょっと痛い話になっていきます。
元気がある時に読んでみてください。
先ほども書いたように、「分かってほしい」と思うことは間違っていないし、健全なことだし、ある程度の力を取り戻した状態であることの証明です。
なので本当に「分かってほしい」と思うのはOKなんですが、残念ながら私たちはこの後、かなりの高確率で「やっぱり分かってもらうことはできないよな」という真実に直面することになります。
ここは嘘をつけないんで書いておきます、すみません。
私たちが家族に「分かってほしい」と思うことは、ハリーがマグルの叔父さんに向かって、
「ねぇ一緒に杖を持ってよ!」
「ホグワーツに一緒に来てよ!」
「魔法を見えるようになってよ!」
「見ようと思えば見えるでしょ!?」
「なんで見えないの!?」
って言ってるのと同じなんです。
おそらく無理なんです、どーーー頑張っても( ;∀;)
もしかしたら時には「よしじゃあ杖を持ってみるか」とか言ってくれるかもしれないですけど、それでも彼らには魔法は使えないので、私たち側には「うんトライしてみてくれて嬉しいけど…うん…」という気持ちが残るんです。
この「分かってもらえない」という絶望に意味があります。
ハリポタの物語の中で、ハリーはホグワーツに行って親友に出会い、自分を「息子同然だ」と言ってくれる大人に出会い、名付け親に出会い、たくさんの大人の魔法使いたちに愛情深く育まれて成長し、最後にちゃんと自分の家族を得ました。
私たちも同じです。
実の家族に分かってもらうことはできなかったけれど、勇気を出して「自分と似た人たちに出会いたい」と願い行動すれば、必ずハリーにとってのホグワーツ的な場所へとたどり着けます。
そこではわざわざ「ねぇ魔法を見えるようになってよ!分かってよ!」と思わなくても、みんなが魔法の存在を信じて疑いません。魔法があるのが当たり前なんです。
そこで親代わりとなってくれる人に出会い、成長して、いずれは自分も誰かの親代わりとなって育む側へと回っていくでしょう。
絶望してからが本番です。
「分かってもらえない」という絶望から、「なんで分かってくれないのよー!」と嘆き悲しむフェーズを経て、いかに素早く「きっと分かり合える世界があるはずだ」へと転じていけるかが鍵になります。
ですからどうか希望を持っていてください。
「自分に似た人たちと出会える」
「そこで分かってもらえる」
と信じてみてくださいね。
そして勇気と元気が出たら、仲間を探して一歩踏み出しましょう。
***
と言いつつ、これまたちょっと痛い話になってしまいますが、いくらホグワーツで同じ人種の人と出会って「分かってもらう」を経験しても、かなり最後の方まで「本当に分かってほしい相手は別にいる…!」的な気持ちは残り続けるかもしれません。
そのくらい「家族」の存在って大きいんですよね。
私もかなり最近までそうでした。
今でもちょっとそうかも。
今はカウンセリングの修行中に出会った友達と話すのが楽しいし、霊界について語れる友達もいるし、困った時に真っ先に相談したくなるような「疑似母」「疑似姉」的な存在もたくさんいて、実の家族と話す時よりずっと「自分らしい自分」でいられています。
それは本当に嬉しいんですけど、今でも時々「魔法を使えない人が私の魔法を認めてくれる」を望んじゃう時があるんですよねー。いや本当。
エネルギーが落ちてる時は特にマズイです。
一瞬でやらかしてしまう(笑)。
まーそれも本当仕方がないというか、諦められないほど「家族」が好きなんだなって思います。
私も今でも「家族に分かってほしい」という気持ちがゼロになった訳ではありませんが、今は家族がマグルとしてマグルの世界で成功してきたという事実や、そのために採用した生き方や考え方を尊敬&尊重できるようにはなりました。
両親も「お前がやってることはサッパリ分からんけどなんかすごいな」って言ってくれるようにもなりました。
それはそれで全然「私が分かってほしかった形」ではないんですけど(笑)、これはこれでまぁいいかって今は思えます。
これを「分かってもらえる」と捉えられる日もきっとくると思います。
何が言いたいかというと、「分かってほしいって思いが消えなくても全然楽になるよ!」ってことです。
まずは「分かってほしい」という気持ちを大切に温めて、そして元気が出たら「自分のホグワーツ」を探してみてくださいね。
そこから先に、今想像もできないくらいの大冒険が広がっています。
あなただけの「家族」にきっと出会えて、今の「家族」とも分かり合える日が来ると思いますよ。
良かったらこちらの記事も読んでみてください!
⇨ エンパスにとっての「家族」とは?家族に憧れがあるエンパスさんへ
・・・以上でご参考になれば嬉しいでーす!
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