元TOEIC講師の外山周です!
長いこと自分がTOEICを受け続けてきて、また300人以上の方のTOEIC対策をサポートしてきて、TOEICって本当にモチベーションを保つのが難しいテストだなーと感じています。
まず2時間ぶっ通しがツライ!
その2時間のために、毎日くる日もくる日もシャドーイングやって音読やって、解説読んでアンダーライン引いてまた音読やって、いやーーーもう疲れますよね。
今はコロナで見通しも立ちづらい。
このやる気が出ない時をどう乗り切っていこうか?というお話です。「心」の視点を踏まえて書いていきます。
英語で悩んでいるあなたの新たな視点になれば、嬉しいです!
モチベーションは「英語」と「心」で低下する
モチベーションが下がる時は、英語に起因する時と、心に起因する時の両方があります。
これをごっちゃにするとどん底まで落ちるので、まず2つを分けて考えましょう。
ポイント
・英語が原因なのか?
・心が原因なのか?
まずは「やる気タイプ」を確認しよう!
さっそく詳しく見ていきましょう!
英語でモチベーションが落ちる場合
上達をすぐ実感できない
そもそも語学というのは時に非常に厄介で、すぐに「上手くなった!」という実感は持ちづらいものです。普段話す機会の少ない人ほど、上達は実感しづらい傾向があります。
ゴールがない
TOEICは実力判定型のテストです。数字で実力が判定され、合否がないので、「受かったー!ハイ終わりー!」とはなりません。「参考書を1冊やればOK」みたいな指標もなく、ゴールのない持久走に挑むようなものです。
学習方法が1つではない
上達するまでの道筋が、人の数だけあるのが語学学習の現実。「これをやれば誰でも上達する!」という鉄板の方法は存在しません。色んな人の成功体験を見ると、頭が混乱してしまいますね。
心にモチベーションが湧かない
問題は「心」です。
英語より「心」がちょっと疲れてることが原因の人は、思っているよりたくさんいます。少なくとも半分くらいはそうじゃないかな?(経験からの主観ですが・・・。)
毎日疲れている
毎日仕事して、会社で嫌な同僚に会って消耗して、帰ってきてご飯を食べて寝るだけで精一杯・・・みたいな場合。
がんばって糸が切れる
「やると決めたからにはやらなくちゃ!」と毎日2時間以上頑張るなどを続けると、ある時プツっと糸が切れて、英語を拒絶することがあります。
自分を責めて効率が落ちる
「今日も勉強できなかった」「こんなんじゃスコアは伸びない」「あー最悪だー」と思い始めると、勉強の効率が落ちます。
そもそもTOEICなんてやりたくない
実は英語も嫌いだしTOEICもやりたくないけど、会社の命令で仕方なくやってる・・・という場合。そもそもやりたくないから、モチベーションは下がる一方ですね。
まとめ
英語の原因
・上達をすぐ実感できない
・ゴールがない
・学習方法が1つではない
心の原因
・毎日疲れている
・頑張って糸が切れる
・自分を責めて効率が落ちる
・そもそもTOEICなんてやりたくない
あなたは「英語」と「心」、モチベーションが下がっている原因はどちらでしょうか。
大丈夫です!それぞれの対策があるので、方法を見ていきましょう。
モチベーションの戻し方
英語が原因でモチベーションが落ちた場合
英語の取り組み方が原因の場合は、解決は割と簡単です。
プロのコーチを付けましょう。
あなたに合った方法を提案してもらい、学習計画を作ってもらって、上達や実力アップを客観的に教えてもらうようにすれば、数ヶ月で驚くほどのスコアアップが出来るかもしれません。
コロナで外出自粛が続いていますが、オンラインのサービスはとても充実しています。あなたに合ったサービスを探すことが出来たら解決です。
心が原因でモチベーションが上がらない場合
心が原因の場合は、ちょっとTOEICから離れた対策をしていくと良いです。
ハードルを下げて毎日継続する
1日10単語とか、1日10分とか、もしくは「参考書を開くだけ(開いたらすぐ閉じていい)」を最低ラインに決めて、出来たら「頑張った♡」と言う。
本音を口に出す
「そもそも英語嫌いなんじゃー!」「TOEICとかバカらしいわー!」「勉強やりたくねー!」と本音をぶちまけましょう(笑)。声に出すとスッキリします。
関係ないことで自分を褒める
「今日も私かわいい」「今日もよく頑張ってる」「今日も息してご飯食べて私えらい!」と言いましょう。これ意外に効果ありますよ!
どうしてもダメなら「お休み宣言」する
それでもどーーーしてもやる気が出なかったら、「もう今日は休み!」と宣言して、罪悪感抜きにお休みしましょう。
まとめ
英語起因の場合
・プロのコーチをつける
心の場合
・ハードルを下げて毎日続ける
・本音を口に出す
・関係ないことで自分を褒める
・どうしてもダメなら「お休み宣言」する
TOEICを頑張らなくていい時代がきます
さて、ここまで書いておいてなんですが(笑)、もうすぐTOEICを頑張らなくていい時代がやってきますよ!これは私の大予言です。
TOEICは正確に英語力を数字にしてくれる、非常に優れたテストです。
でも受験者数は2017年から下がり続けており、今年はコロナで既に3〜5月が中止になることが決まっています。
時代がTOEICにNOと言い始めています。
TOEICの受験者数は、これからも下がっていくでしょう。TOEICのスコアが転職や昇進にこれだけ有利に使われる時代も、もうすぐ終わりです。
私はTOEIC講師をする中で、TOEICのスコアや勉強が人を追い込んでいくのを何度も見てきました。
これからは「自分らしさ」が尊重される時代。
どんなに優れたテストでも、受験者を追い込むような使い方をされる時点で、もう既に時代遅れになったのです。
だから、今やる気の出ないあなたに言いたい。
スコアが取れなくて、勉強が続かなくて、モチベーションが上がらなくても、「私ってダメだー」って思わないでね。
あなたはよく頑張っています。むしろあなたは時代の最先端なのかもしれません。
楽しい範囲で、TOEIC対策しましょう。
TOEICや英語なんかより、ずっと大切なあなたらしさを大切に。
前提そのものが引っくり返る時代はすぐそこです!