英語を話す時に意識したい文化との付き合い方

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外山周です。

英語のご相談には「論理+心+日本語」で答えるのがモットーです!

近年、日本でも第二言語習得研究という論理重視のトレーニング方法が広まりつつあって注目を浴びていますが、論理だけではどうしてもカバーできない部分があります。

それは文化の違いを知ることです。

少し英語が話せるようになってくると、次に悩むのはこの文化の壁です。

言語には、もれなく文化的な影響がくっついてきます。

例えば日本では、褒められた時に「いえいえそんな…」と一言入れることが美徳とされてきましたが、英語を話す時には堂々としていた方が良いとされています。

そんな文化背景の違いがあると知っていて、英語で何を言ったらいいのか分からなくなったり、「この返答でいいのかな?」と考え込んでしまうことはありませんか?

今日はそんな不安に対処するために、どんな風に心の状態を保っておけば良いのか書いてみたいと思います。

 

日本語のテキストを見てみよう!

外国の方が読む、日本語のテキストを見てみたことはありますか?

私は大学の頃に韓国人の友人がいて、使っている日本語の参考書を見せてもらいました。

超入門編のそのテキストには、教科書にありがちの日本語会話が載っていました。

 

キム:もしもし。山田先生のお宅でしょうか。

山田:そうですが、どちら様ですか。

キム:プサン大学のキムです。山田先生はいらっしゃいますか。

山田:今出かけています。

キム:分かりました。またかけ直します。

 

この入門編の会話を読んでいて、その後の友人との会話で「文化の違い」を実感することになりました。

 

友人(イメージ画像)
あのさ、この山田って人は、山田先生の奥さん?
ちか
えっ!?
友人(イメージ画像)
だって家に電話かけてきた人に「今いません」って言ってるから奥さんだよね。
ちか
そ、そうだね。それが何か…?
友人(イメージ画像)
だったらキムさんは、山田先生の奥さんにちゃんと挨拶しないとダメじゃない?「いつも山田先生にはお世話になってありがとうございます、部下のキムです、お変わりありませんか?」って言わなくちゃ。
ちか
な、なるほど…韓国ではそうなんだ。でも日本ではあんまりそこまで言わないんだよ。ハハハ!
友人(イメージ画像)
へー、色々違うんだねー。

 

色々と話を聞いてみると、韓国では自分がどんな自分物なのかを詳しく名乗ったり、むしろ「奥さんですか?」とハッキリ聞いてもいいくらいなのだそうです。

確かに韓国の友人は、一度仲良くなるととにかく距離が近いです。

それが良い悪いではなく単なる文化の違いであり、それがこうして会話の違いになって表れてくるのですね。

 

文化の違いはあえて気にしない!

私はアメリカにいた頃、英語がある程度話せるようになってからも、この文化の違いに悩みました。

相手がどこの国の人であっても、

「日本語だったら~~って返すとこだな」

「でもそのまま英語にしたら通じない…」

「よし、あえてこの英語だ!」

というプロセスを踏んでから英語を話していた時期がありました。

もしあなたが今その段階にきているとしたら、ぜひ「文化は気にしない!」をやってみてください。

 

①「英語らしい返答」をしようとしない

例えば上の韓国の例で、韓国人と仲良くなろうとして距離感を無理につめ、無理に近すぎる会話をしようとしたとします。

またはアメリカ人に褒められた時に、無理に堂々として「そうなの!ありがとう!」と言ってみるとします。

他国の人と仲良くなるために、他国の礼を取ろうと努める。

これは確かにある意味必要なことですが、でもそれにずっと気を取られていて楽しいでしょうか?

そこまで相手の国を慮ることはまったく必要ありません。

日本人として日本で行っている礼を普通に取り、失礼がないようにしているだけで良いのです。

それによってもし相手から「なんなの~?」と言われたとしても、「日本ではこうだから気付かなかったー!テヘペロ」と言っておけば大丈夫です。

気にせずポンポン喋りましょう。

 

※罪悪感がある場合

「そんなこと言ったって…」と思うあなたは、他国での礼や「正しい返答」を心がけないことに罪悪感がありませんか?

「いやでも、英語なんだし…」

「日本が全てじゃないし…」

と思ってしまうとしたら、それはジャッジの罠です!

日本には「郷に入っては郷に従え」とか、「朱に交われば赤くなる」などの素晴らしい諺があります。

これは個人的には好きな言葉ですが、反面「郷に従わなくちゃいけない」「赤くならなきゃいけない」などのジャッジを生み出します。

郷に従わなくても大丈夫なので、どうか自分を信じてください。

 

②結局は「人」どうしの関係

文化の違いは言葉や会話になって現れ、私たちを混乱させてきます。

でも結局のところ、生まれ育った国の文化は私たちの一部なのであって、それを含めて私たちの言動が形づくられているわけです。

それを抑えて「英語的に答えよう」とし過ぎると大変です。

そんなことしなくても、英語が下手で直訳し過ぎてしまっても、もっと言えば無口で殆ど何も話さなくても、それでもあなたと友達になりたい人はたくさんいます。

無理して英語らしい言動を追求するのではなく、あなたらしさを追求しましょう。

 

自分もOK、相手もOK!

他国の文化観を咀嚼して自分のものにして、その上で英語を話せることが大事だ、と思っていませんか?

少し英語が上達してくると、次のレベルに行くためについ完璧をめざしてしまいますね。

だけど友達を作る時に大切なのはそこまでの英語力ではなく、「自分も相手もOK!」と認めることです。

自分は日本人で、このままの言動でOK。

相手にも母国と文化があるから、そのままでOK。

このお互いのそのままを認めることができれば、英語が変なままでも友達になれます。

 

最初に書いた韓国人の友人とは、まだお互い英語が殆ど話せない時に出会いました。

文化が違い、言語が違い、さらに英語がお互い下手くそでも、その子とはちゃんと友達でした。

もし日本語のテキストについて会話をした時に、

 

ちか
いやいや奥さんと世間話とかありえないでしょ!何言ってんの!?
友人(イメージ画像)
えっ!?むしろ世間話しない方が失礼じゃん!あんたこそ何なの!?

 

なんて会話を繰り広げていたら…

きっともう友達ではいれなかったでしょう(笑)。

相手の国、文化は否定しない。

そして自分の国、文化も否定しない。

他国を意識し過ぎない。

これが、母国の違う友達を作り、その中で自分らしく生きていくためのコツだと思います。

 

どうせなら、生き生きと自分らしく英語を使いましょう^^

Enjoy!

 

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外山 周

外山 周

TOYAMA, Chika
長く英語業界に身を置き、10,000時間以上の指導経験とTOEIC400点アップ等の実績を持つ。が、上達のみを重視するやり方に疲れ独立。現在は「ゆるくキツく楽しい」をモットーに、心を重視して英語イベントや個人セッションを行なっている。
口癖は「英語は外国語だから、完璧じゃなくていい」。
将来の夢は心理カウンセラーと、算命学の鑑定資格を取ること、日本人向け「古典に親しむ会」を行うこと。
神道と日本語が大好き。好きな言葉は「国のため、人のため」。

★詳しいプロフィールはこちらからどうぞ!

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外山 周

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長く英語業界に身を置き、10,000時間以上の指導経験とTOEIC400点アップ等の実績を持つ。が、上達のみを重視するやり方に疲れ独立。現在は「ゆるくキツく楽しい」をモットーに、心を重視して英語イベントや個人セッションを行なっている。
口癖は「英語は外国語だから、完璧じゃなくていい」。
将来の夢は心理カウンセラーと、算命学の鑑定資格を取ること、日本人向け「古典に親しむ会」を行うこと。
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