私がメール鑑定する時に愛用しているデッキ「ミスティカルシャーマンオラクルカード」を紹介します!
64枚から成るこのデッキは、1つのストーリーとして繋がっています。
この1〜64までの一連の流れを、私はRPG風勇者の旅路として受け取っています(RPG大好き!笑)。勇者が故郷の街を出発し、目的地にたどり着くまでのストーリーなのです。
勇者の旅路に例えながら、カードの背景と、実際のリーディングではどんな時に出るカードなのかについて、1枚ずつ紹介していきます!
今日は「1. いにしえ人」です!
ストーリー
故郷の村で寝ている勇者は、ある朝夢を見ました。
淡い光の中、おばあちゃんみたいな人が現れて、優しくも厳しい眼差しでこちらをじっと見つめてきます。
頭には鳥の羽っぽい帽子。
身体にも鳥の羽っぽい服。
ただ者じゃないと一目で分かるその人は、頭の中に直接語りかけてきました。
「目覚めなさい・・・勇者よ・・・
今こそ伝説の剣をとり・・・
未来の世界を救うのです・・・」
伝説の剣??
未来の世界??
なんだそれは・・・。
故郷の村でずっと平和に暮らしてきた勇者には、何のことだかサッパリ分かりません。伝説の剣とは何なのか。未来の世界を救うとはどんな意味なのか。今の勇者には知る術がないのです。
でも1つだけ確かに分かったことがありました。
それは、「未来のために、この安全な故郷の村を出なくてはいけないらしい」ということでした。
こうしていにしえ人の啓示から、勇者の冒険が幕を開けます。
カードの背景と意味
この「いにしえ人」のカード、英語では「Ancient Ones」と書かれていますね。Ones、つまり複数形です。このカードに描かれたいにしえ人は一見すると一人に見えますが、たくさんの魂、たくさんの霊的存在の集合体なのです。
伝説の剣(時空を超えた意識)を探しだし、
その力を得て、
未来の世界を救う。
そんな過去 – 現在 – 未来を超えていく旅路を、霊的集合体の「いにしえ人」がサポートしてくれます。
・・・ネイティブアメリカンには、「7世代先まで考えて行動すること」という教えがありました。
7世代先と言えば、孫の孫の孫の子供。
孫の孫の孫の子供なんて、そこまで先の未来を想像することはもちろん、その未来に自分の今の行動が及ぼす影響を考えることなんて難しいですよね。特に変化の激しい現代に生まれた私たちには、よほど意識しないとほぼ無理!と言っていいほど難しいことです。
だからこそ、過去もまた大切にしましょう。
祖父の祖父の祖父の、さらにその父だった人。
7世代前ならお家によっては家系図が残っているでしょうし、時代にして200〜250年ほど前と考えれば、なんとなく想像ができるでしょう。その人たちが250年前に作った現実が、確実に今の私たちに影響を与えています。
過去から今、今から未来へ。
その繋がりがあることを意識し、過去を迎え入れ、自分の行動が未来に及ぼす影響を考えて今を過ごすことを、このカードは促しています。
このカードを引くのはこんな時
「いにしえ人」は全ての始まりを告げるカードです。今まで長い間過ごしてきた「故郷」的な場所を離れ、新たな目的地を求めて旅に出ることを促されています。
正位置:未来に向けて旅立ちだー!
逆位置:出立を可能な限り引き伸ばしたい…
というようなイメージで捉えてみると良いでしょう。
このカードは、新たな転機に立っている時に出てくるカードです。
今まで過ごしてきた環境はもう違うと分かっていて、自分の望む方へ舵を切るための決断を迫られるような現実が起きているかもしれません。
今まで過ごしてきたその「故郷」的な場所は、あなたにとって少し窮屈を感じてしまう時がある一方で、ある意味ではとても居心地が良く、安全な場所でした。
そこにいて以前のやり方を守っている限り、命だけは保証されているからです。
ですがこのカードが出る時は、強く出立を促されています。
一生を村で過ごす人じゃないよ!
ずっとそこにいるつもり!?
目を覚まして!
と言われているわけです。
正位置で出る時は、希望を持って未来に意識を向けましょう。そして目の前の一歩を踏み出して、今できることを一つやってみると良いでしょう。
逆位置で出た場合には、まずは「怖いーーー!やべえーーー!」と認めてみましょう(笑)。その「故郷」的な場所を出ても大丈夫です。疲れたらまたいつだって、一休みしに帰ってきたら良いのですよ☺️
このカードを引く人は、「大いなる自分クエストに出発することが決まっている人」です。
次回:2. アンデスの十字架
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