私がメール鑑定する時に愛用しているデッキ「ミスティカルシャーマンオラクルカード」を紹介します！
64枚から成るこのデッキは、１つのストーリーとして繋がっています。
この1〜64までの一連の流れをRPG風勇者の旅路に例えながら、カードの背景と、実際のリーディングではどんな時に出るカードなのかについて、１枚ずつ紹介していきます！
今日は「33. 魔法」です！
ストーリー
勇者は泣き疲れて眠ってしまった男性の横で、その後もじっと座っていました。いつの間にか空が明るくなり、青い空に白い三日月が光っていました。
そしてウトウトと目を閉じた時、
勇者は「魔法」の正体を知りました。
こうして自分が座っている場所は世界のほんの一部で、空から見れば無限の世界が広がっていて、土も、草も木も、川も海も雲も、みんな繋がって息づいているということ。
その繋がりを通って自分に流れ込む気こそが「魔法」であり、ただ信じてゲートを開いておけば良いのだ、ということを知りました。
魔法が使えることで辛い思いもしたし、
魔法なんて使えなければ良かったとも思った。
「使える人間が人のために使わなくては」
と気負ったこともあった。
でも繋がりを通って魔法が流れ込むのなら、
魔法はちっとも特別なことではなかったのです。
・・・勇者は世界から流れ込む魔法を全開で身体に受け入れながら、思わずニヤリと笑いました。
カードの意味と背景
前回の憂いを帯びた「光の戦士」から一転し、このカードの「魔法」は、良い意味で軽くフワフワした感じの妖精のようなイメージです。
魔法は自分の力ではなく、世界が生み出すもの。
目には見えなくてもいつでも世界に存在し、
必要な時に自分に流れ込んできてくれる。
・・・そうこの妖精は信じています。
カードの中の女性も、穏やかで安心しきった表情をしていますね。この世界には人間の思考を遥かに超えたお空の意思があって、流れに身を任せれば、周りの魔法によって全てうまく行くと知っているのです。
自分が歯を食いしばって頑張らなくても、
必要なものは全てもたらされ、
多くの助けや幸運が流れ込むと告げられています。
そしてそれは、ここまで歯を食いしばって闇を統合してきた旅路があるからこそのギフトでもあります。旅に感謝し、自分に感謝して、両手を広げて世界を受け入れましょう。
このカードを引くのはこんな時
私のリーディングでこのカードが出る時は、ズバリ「女性的な軽やかさを封じている時」であることが多いです。
正位置：受け取る準備OK！
逆位置：受け取り拒否中
みたいなイメージで捉えていきます。
このカードを引く人のエネルギーは、やはりとても似通っています。
女性的な繊細さや敏感さを駄目なものとして封じまくっていたり、または逆にそれが肥大化して「私って弱いし無力だし」と思っていたり、とにかく無邪気な妖精としての本質を忘れ、自分が何者なのか分からなくなくなってしまった時に、このカードはよく出てきます。
本当は私たちの世界には愛と希望が溢れていて、それは絶えず私たちに流れ込んできています。
辛い思いをし過ぎるとついそれを忘れて＆信じられなくなってしまいますが、今この瞬間も私たちが命として愛され、いつも愛で満たされているという真実は、決して変わることはありません。
正位置で出る時は、それに気付き受け入れる準備が整いつつある時です。無邪気にいきましょう。無理して頑張りすぎなくても、素直に助けを求めてもOKなのです。サポートや幸運が舞い込むでしょう。
逆位置で出る時は、逆に「愛で満たされているわけがない！」と思ってしまっている時です。それほど傷ついていたり、絶望していたり、自分らしさを信じられない状況に追い込まれているかもしれません。自分をよしよしする時間を作ってみてくださいね。
・・・このカードは幸運の前兆を告げる意味がありますが、それも妖精が妖精であればこそである、ということを知っておきましょう！
このカードを引く人は、
正体が妖精である人、です✨
正体を思い出し、それを受け入れると決める時、あなたに無数の幸運と魔法が流れ込むでしょう。楽しみに希望を持って進んでください。
次回：34. 多くの道
最初から読む：1. いにしえ人
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