私がメール鑑定する時に愛用しているデッキ「ミスティカルシャーマンオラクルカード」を紹介します!
64枚から成るこのデッキは、1つのストーリーとして繋がっています。
この1〜64までの一連の流れをRPG風勇者の旅路に例えながら、カードの背景と、実際のリーディングではどんな時に出るカードなのかについて、1枚ずつ紹介していきます!
今日は「2. アンデスの十字架」です!
ストーリー
「いにしえ人」からの啓示を受けた勇者は、戸惑いながらも啓示に従い、故郷の村を出る決意をしました。大きな覚悟をして、勇気を振り絞って、村の外に踏み出してみたのです。
村の外には、全く違う景色が広がっていました。
見渡す限りの広い大地、
野生の動物たち、
ご飯も寝床も約束されない毎日、
進む方向すら見えない旅路。
・・・村にいた頃は決まった場所に決まった物があって、毎日どんな風に過ごすかほぼ決まっていて、明日や明後日、1年後の人生も、簡単に思い描くことができました。
それは村にいるから約束された生活でした。
村の外では明日どうなるかも分かりません。
明日どころか、3時間後のことも分からないのです。
村と全く別の世界に出てきたことを、
生き方を変えなくてはいけないことを、
初めて勇者は身をもって知りました。
「意識を変えなさい・・・勇者よ・・・
新しい生き方にシフトするのです・・・
一歩ずつ歩みを進めなさい・・・」
「本当にその旅路を進むのか?進み続ける自分へと変わる覚悟は良いか?」と改めて問われた勇者は、目的地までの近道も、ワープもないことを知りました。
一歩ずつ自分の足で歩み、
少しずつ進化していくしかないのです。
カードの意味と背景
アンデスの十字架は、シャーマンの宇宙観を表したものです。
十字架の真ん中に空洞があり、この空洞が「新しい世界への入り口」です。この入り口を抜けて生き方をシフトし、全く別の新たな生き方へと次元上昇をしていきます。
言い換えれば、次元上昇をするには小さな穴を通る必要がある のです。
次元上昇とはつまり、
・物質的な生き方から抜け出す
・目に見えない精神世界を大切に生きる
・人の力を超えた流れを信じて生きる
などなど、世俗的な生き方から抜けていく(少なくとも抜けようと意識し続けていく)ということです。
全く別の次元にいくのですから、1秒で「ワープ!着いたー!」とは行きませんね。1歩ずつ、着実に、段階を踏んで成長し、自分で進化していくしかないのです。それがどんなに大変な旅路であっても。
段階を踏んで進化し続けること。
その先に別次元へと上昇すること。
全て含めて覚悟し、旅を続けるようにと促されています。
このカードを引くのはこんな時
「アンデスの十字架」は、次元上昇の覚悟を促すカードです。
正位置:改めて決意をする!
逆位置:時期は失した
というようなイメージで捉えてみると良いでしょう。
このカードが出る時は、既に「前いた世界からは抜け出す」と決めていて、何か最初のアクションを起こした後なのだけれど、改めて問題に直面していたり、不安や未練を煽るような出来事が起きているかもしれません。
「せっかく一歩踏み出したのに」
「もっとスムーズに一気に進むと思ったのに」
「次はどうすればいいの!?」
と思っていたりもするかもしれませんね。
要するに「お試し」の時期にいる時に、このカードが出やすいのです。
で、どうするの?
本当にこの穴通るの?
通るんでしょ?
通るって決めたんでしょ?
そんな生半可な覚悟だったの?
ねぇどうなの?
ねぇねぇねぇ?
と十字架の空洞をグイグイ目の前に突きつけられている時期ですね!笑
正位置で出る時は、改めて「戻るもんかー!」と思いましょう。怯まずエネルギーを保ちましょう。何かしら次のチャンスに繋がるような現実が起きてくるでしょう。
逆位置で出た時は一旦お休みです。チャンスは去ってしまったので、自分の力で大きなアクションを起こそうと頑張り過ぎるのはやめておきましょう。また次の流れに入るまで今の場所にいようと決めてみてください。
・・・ただこのカードを引く人は、本来「お試しを突破する人」です。
次元上昇の穴を突破するために「お試し」は降ろされるのです。怖さや未練から一度見送ってしまったとしても大丈夫です。それを含めて次への準備なのですから☺️
「いずれ次元上昇に入るのだ」と思い続けてみてくださいね!
次回:3. 矢
最初から読む:1. いにしえ人
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