1年半ぶりに靖国神社を参拝しました。
私は以前靖国神社に「呼ばれて」から、月1で九段へ参拝していた時期が長くありました。
*呼ばれた時の記事はこちら
靖国神社にはヒリヒリするような気がいつもあって、
「無念だ」
「許せない」
「守れなかった」
「俺の命はなんてちっぽけなのか」
「こんなことの為に戦ったんじゃない」
みたいな悲痛なエネルギーが満ちていたように思います。
かつての私には、そのエネルギーこそが「癒し」でした。
靖国神社を訪れてそのエネルギーに触れると「日本のために頑張らなくては!」と思えて、とりあえず「また明日も背筋を正して生きよう!」と思うことが出来たのです。
でも1年半くらい前に唐突に「あ、苦しい」と感じるようになって、ついに参拝をやめました。
・・・今回1年半ぶりに参拝した靖国神社は、軽やかで優しい気に満ちていました。もう本当に全っっっ然違う。びっくりしたよ。
・・・きっと浄化が進み始めたのだろうと思いました。
以前の私は「無念だ」「こんなことのために戦ったんじゃない」という思いをしっかりと受け取り、歯を食いしばって生きることだけが、英霊の無念を晴らすのだと思っていました。
でも、きっとそれだけでは無かったんですね。
靖国神社で感じたことを、今改めて書いておきます。
過去の気が宿る場所だった
以前の私にとって、靖国は「過去の気」が宿る場所でした。
参拝するたび色んなことが起きました。
・見知らぬおばあちゃんに体験談を聞かされる
・見知らぬおじいちゃんに「飛竜」の話を聞く
・軍艦マーチのラッパの音を聞く
・呼ばれるようにご遺影の部屋に行く
・猛烈に甘いものが食べたくなる
・身体が震えてくる
・訳も分からず号泣する
・帰る頃には肩と背中がガチガチになる
などなどなど。
ある時は40代くらいの男性が「特攻隊は命中率も低くて無駄だった」と言っていて、思わず「違います、それでも米軍にすごく恐怖を与えたんです」と言ってしまったこともあります(危ない)。
とにかく悔しくて仕方がなかったです。
命がけで守った国で、
笑って暮らせることを願ったのに、
なぜこんなことになったのか。
・・・と思っていました。
今にして思うと、
・祖父の代理感情
・自分の前世の感情
・場に宿るエネルギー
の3つを、今の肉体で感じていたのだろうと思います。
「感じつくす」というお役割
・祖父の代理感情
・自分の前世の感情
・場に宿るエネルギー
この3つに影響を受けまくる人生を過ごしてきて、正直に言うと辛いことも多かったです。自分で自分の感情を持て余していたし、周りに変な人と思われたことも、きっとたくさんあったと思います(笑)。
でも今は、本当に自然に思うのです。
「感じつくすことが出来てよかった」
・・・と。
先祖が感じないように抑圧した感情(特に恐怖や無念さ)を、子孫がそのまま引き継ぐことがあります。これは確かにあることで、カウンセリングの現場でも、日々そういうセッションが行われています。
私の場合は、軍人だった祖父の感情を引き継ぎました。
そしてその祖父の血統を選んで生まれてきたのは、私もまた過去生で戦争を体験し、昇華したい感情があったから。
おじいちゃんの感情と、
過去生の私の感情。
どちらも私が代わりに感じたよ。
今世はそうできる自分で生まれてきてよかった。
・・・今は、自然とそんな風に思っています。
・・・「感じつくす」なんておこがましいのですが、でもその感情のほんの一部だったとしても、「感じる」というお役割をいただけて良かった、と思います。
過去から未来へ
あれだけ強かった身体がビシビシするような感覚も、ずっと抱えておかなくてはいけない気がした「悔しい」「無念だ」「許せない」という気持ちも、今は全然湧いて来なくなりました。
訳が分からず号泣することも無くなりました。
ただただ感謝があります。
「本当に本当にありがとうございました。
形を変えて、今世の私が未来に持っていきます。」
そう穏やかに手を合わせられるようになりました。
・・・。
最近神社に惹かれる方、戦争の歴史に共鳴する方が増えていると感じています。
その中で私と同じく身体で感じる系の方は、感情を持て余したり、怖い思いをしておられるかもしれません。または日常になんとか戻ろうと、必死に感覚に蓋をしておられるかもしれませんね。
もし可能であるならば、
どうかどうか、
全身で感じるお役割を全うされますように。
そして新たな時代の先で、またお会いしましょう。