7. 子ども(The Child)

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私がメール鑑定する時に愛用しているデッキ「ミスティカルシャーマンオラクルカード」を紹介します!

64枚から成るこのデッキは、1つのストーリーとして繋がっています。

この1〜64までの一連の流れをRPG風勇者の旅路に例えながら、カードの背景と、実際のリーディングではどんな時に出るカードなのかについて、1枚ずつ紹介していきます!

今日は「7. 子ども」です!

   

子ども

  

ストーリー

二面性を持つ力を受け入れた勇者は、「魔法を隠さずちゃんと使おう」と決めて旅を続けました。

助けを必要としている人がいれば火をおこし、回復魔法を使いました。相変わらず感謝されたり怖がられたりしますが、そんな好き勝手な反応が返ってくることにも「まぁ仕方ないか」と思えるようになっていました。

ある日いつものように魔力を使っていると、子どもが近づいてきて言いました。

「すっげー!それ魔法!?」
「ねーもー1回やってみて!」
「やべー!すげー!僕もやりたいなー!」

その子どもはキラキラした目で勇者の魔法をみていましたが、勇者が「魔力っていうのはー」と話し始めるとすぐに興味を無くしてしまいました。

「なんだ!僕はできないんだね!」
「じゃー楽しくないからいいやー!」
「川まで走ろう!よーいどん!」

と言うと、次の瞬間には転がるように走り出したのでした。

一瞬ポカンとした後で、勇者も笑いながら走りました。

楽しいことをやっていい。
できないことはやめていい。
自由に飛び出して行っていい。
ワクワクしながら進んでいい。

その子どものエネルギーは、勇者に大切なことを教えてくれたようです。

子どもには未来も目標もなく、あるのは「今この瞬間」だけなのです。旅を深刻に捉えることはありません。それがどんなに長く、先の見えない旅路でも。

   

カードの意味と背景

このカードは、「子どもの頃の純度100%の自分のエネルギーを思い出そう」と告げています。

子どもの頃の一時、私たちは本当の自分を知っています。

何が好きで、何が嫌いなのか、
その瞬間何をやりたいのか、
何を楽しいと感じるのか。

自分の感覚をちゃんと知っていて、興味が出たことを躊躇なくやり、楽しければ続け、楽しくなければ止めることを知っています。子どもの頃のほんの短い間だけ、私たちはそんな「純度100%のエネルギー」で生きることを許されます。

大人になるにつれ「役割」を身につけ、「楽しいことだけやっていては生きていけない」などの社会規範を学ぶにつれて、本心に嘘をつくことを覚えていきます。

さらにこのカードのポイントは、描かれている子どもが決して満面の笑みではなく、少し憂いを帯びた表情をしていることです。「魂の目的に回帰する」「どんな役割を持って生まれてきたか知っている」ということと、またその重みを知っているわけですね。

つまり「子ども」とは、
ワクワクのエネルギーを放つ存在であると同時に、
魂が決めた目的と役割を最も覚えている存在である、
と言えます。

このカードが出る時は、単純に「大人の仮面を取って本来の自分のエネルギーに戻ろうぜ!」ということだけでなく、「魂が何を求めて生まれてきているのかを思い出す」ということも意識できたら最強ですね。

ちなみにこのカードにものシンボルが描かれていますが、月は潜在意識の象徴であり、移ろい変わるシンボルです。子どもも天気や気圧に影響を受けやすかったり、コロコロ機嫌が変わったりしますよね。

私たちも潜在意識の導くままに生きましょう。ずっと同じ状態で安定していなくても大丈夫。月の満ち欠けのようにエネルギーが移ろっても全然OKなのですから。

  

このカードを引くのはこんな時

逆位置で出やすい一枚です。背景として子ども時代を子どもらしく生きられなかった人に出ることが多く、「自分らしく生きよう!」「魂のお役割に回帰しよう!」と告げられています。

正位置:子どもでいるのは楽しい♡
逆位置:頑張って大人にならなきゃ!

みたいなニュアンスの違いがあります。

このカードが出る時は、

・ワクワクを忘れている
・社会的な役割を一生懸命果たしてきた
・「ーすればーになる」という確かな答えが欲しい
・心のままに行動することを否定している
・何か知らんけどイライラモヤモヤする

などなど、とにかく理由が分からないまま悶々としている時間を長く過ごしているかもしれません。

正位置で出る時は「いやーよく大人としての役割を果たしたよー!お疲れー!ちょっと童心に戻ってワクワクしようよねー!演じる必要はもうないよー」みたいなニュアンスで、またそう言われて「そっかー!」と素直に思える時期というか、安心できる時期にいるでしょう。

何か楽しいことをしてみると良いですね。子どもの頃に憧れていたゲームをやってみるとか、大人として我慢していた好きなファッションを楽しむとか…。ワクワクする時間を増やしましょう。

逆位置で出る時は、もう疲れ果ててそんな余裕すら無くなっているかもしれません。そんな場合には、まず可能な限り「嫌なことを1つずつやめる」をやってみてください。

損得で人に媚びない
嫌いなものを好きと言わない
嬉しくないのに嬉しいと言わない

まずはそんな小さなところから自分を大切にし始めることと、そんな嫌なことを頑張ってまで生きてきた自分を「よく生きてたね」と認めてあげましょう😭

・・・このカードを引く人は、どこかで「生き延びるために自分の信念を曲げた」という経験をしていることが多いと思います。

ですがそういう経験をする人は、魂レベルではその信念を貫く役割がある人なのです。

芯が強いからこそ、
「一度信念を叩き折られる」
という経験を選べるのです。

魂の目的に回帰するためにも、まずは嫌なことを一つずつやめて、ワクワクを一つずつ取り戻して、自分のエネルギーを纏うことから始めましょう。

       

次回:8. 円環

最初から読む:1. いにしえ人

ご依頼はこちら:外山周のリーディング


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ABOUTこの記事をかいた人

タロットを媒体に、「今のエネルギー状態」「ちょっと先の未来」「直近で何をすれば良いか」にフォーカスする「未来視セッション」をメインに提供中。

強HSP+共感型エンパスであり、うつ病&自殺未遂サバイバー。

「女性がより輝く」「エンパスがより自分らしく生きる」をモットーに、持って生まれた少しスピな視力を活かして活動しています。