「二つの祖国」読んでます

外山周 個人セッションのご案内

【お知らせ】

新サービスの準備のため、新規のお申し込みは現在ストップしています。リリースまでもう少々お待ちください。

「二つの祖国」少しずつ読書中

小説、「二つの祖国」を読んでます…。

今7章まで読み終わったのですが、入り込み過ぎて現実に支障がでそうなので(笑)、1週間ほど読むのはお休みしようかと思っています。

 

「二つの祖国」7章までのあらすじ

舞台は第二次世界大戦中のアメリカ。

明治後期に日本からアメリカに渡った「移民一世」と、その子供たちでアメリカ国籍を持つ「日系二世」のお話。

日米が開戦して反日感情が強まり、政府は「暴動等から日系アメリカ人を守るため」という名目で、国中の日系人を強制収容した。

収容所のキャンプは、それは劣悪な環境だった。

日系人の反応も様々。

・「自分はアメリカ人なのに」と政府の仕打ちにショックを受ける二世

・「日本なんて知らないし、戦争もアメリカが勝って終わりでしょ」と言う純二世

・日本に忠誠を誓い、日本の勝利を信じる「日の丸組」

・上手く立ち回り、スパイのようなことをして外に出ようとする人

・「一世の親のために」と進んで軍に志願した若者

などなど、色んな人がいる。

そんな中、10才までアメリカで、10~20才まで日本で教育を受けた主人公は、2つのアイデンティティーの狭間で揺れる。

語学の堪能さを買われて「語学兵の教官になれ」と軍から迫られ、断り続けるものの、最後はやむを得ず承諾。

明治生まれの父親に「天皇陛下に弓引くとは云々」と大反対され心を痛めながらも、「自分なりの二世のあり方」を探し求めることになる。

 

心に迫る台詞

移民一世

「収容所とはいえ、やっとジャップ、ジャップと差別されじ、ひどか目にも合わんですん場所い来たかと思うたや、同じ日本人が、アメリカ贔屓と日本贔屓い別れて、アメリカんイヌだの、ぶっ潰してやっだの、互いに罵り、いがみおうちょる、何ちゅう浅ましかことじゃ、日本人はいつの間に、こげな情けなか民族にない下がったとじゃ…」

日系二世(主人公)

「アメリカ国籍を持つ日系二世の私が、(略)軍キャンプで民間人捕虜として、毎朝、星条旗を見上げる気持ちはどんなものか、到底お分かりいただけないでしょう…忠誠を疑われたり、試されたりすることなく、一つの国、一つの旗に忠誠を尽くすことができれば、どんなに幸せかと思います。」

 

ここまでの感想

この小説は、膨大な資料を元に作られたんだなってことがよく分かります。

とても生々しく、詳細で、淡々と時間が過ぎるように物語が進んでいきます。

全米日系人記念博物館に行った時の記憶と照らし合わせながら、どこまで史実なんだろう?と思いながら読みました。

 

移民一世の気持ち

なんでしょう、主人公の二世より、親世代の一世の方に、ものすごく感情移入してしまいます。

もうなんか、やり切れない思いを想像するだけで、私までやり切れなくなってきます。

実は、「何で一世の人は、そもそもアメリカに渡ったんだろう?」ということが、長年ずっと疑問でした。

日本のために国で頑張ることもできたのに、あえて移民になることを選んだ。

それなら、移民した先で日本文化を大事にするより、アメリカに忠誠を誓えばいいのに。

…って、ずっと思っていました。

そんな単純なものじゃないし、当時は今よりずっと死が身近な、生きるか死ぬかの世界だったんですよね。

よく知らずに、浅はかでした。

 

続きは来週読みます

「二つの祖国」は、ちょっと私にはリアルすぎて、エネルギーを全部持っていかれてしまいます。

子どもの頃から戦前~戦中の歴史に惹かれて入り込む性質があったし、アメリカのホストママが日系三世なので、色々話を聞いていたせいかもしれませんが…

前世かもしれない(笑)

少し時間をおいて、続きを読みます。

 

▼全米日系アメリカ人博物館に行った時の話は、こちらからどうぞ。

 

 

The following two tabs change content below.
外山 周

外山 周

TOYAMA, Chika
長く英語業界に身を置き、10,000時間以上の指導経験とTOEIC400点アップ等の実績を持つ。が、上達のみを重視するやり方に疲れ独立。現在は「ゆるくキツく楽しい」をモットーに、心を重視して英語イベントや個人セッションを行なっている。
口癖は「英語は外国語だから、完璧じゃなくていい」。
将来の夢は心理カウンセラーと、算命学の鑑定資格を取ること、日本人向け「古典に親しむ会」を行うこと。
神道と日本語が大好き。好きな言葉は「国のため、人のため」。

★詳しいプロフィールはこちらからどうぞ!

外山周 個人セッションのご案内

【お知らせ】

新サービスの準備のため、新規のお申し込みは現在ストップしています。リリースまでもう少々お待ちください。




ABOUTこの記事をかいた人

外山 周

TOYAMA, Chika
長く英語業界に身を置き、10,000時間以上の指導経験とTOEIC400点アップ等の実績を持つ。が、上達のみを重視するやり方に疲れ独立。現在は「ゆるくキツく楽しい」をモットーに、心を重視して英語イベントや個人セッションを行なっている。
口癖は「英語は外国語だから、完璧じゃなくていい」。
将来の夢は心理カウンセラーと、算命学の鑑定資格を取ること、日本人向け「古典に親しむ会」を行うこと。
神道と日本語が大好き。好きな言葉は「国のため、人のため」。

★詳しいプロフィールはこちらからどうぞ!