私がメール鑑定する時に愛用しているデッキ「ミスティカルシャーマンオラクルカード」を紹介します！
64枚から成るこのデッキは、１つのストーリーとして繋がっています。
この1〜64までの一連の流れをRPG風勇者の旅路に例えながら、カードの背景と、実際のリーディングではどんな時に出るカードなのかについて、１枚ずつ紹介していきます！
今日は「30. 稲妻」です！
ストーリー
何度「出立せよ」と促されても、勇者は踏ん切りがつかずに座っていました。
何となく「このままでは駄目だ」と分かっていました。森の外には勇者が果たすべき役割があって、まだまだ出会うべき人たちがいて、知るべきことがあるのだと、頭のどこかで知ってはいました。
それでもこの森が本当に居心地がよくて、
動く勇気が出て来なかったのです。
身体が干からびたまま座っていると、
森に雨が降り始めました。
雨はどんどん激しさを増して、
遠くで鳴っていた雷鳴がどんどん近づいてきて、
勇者が「あっ」と思った次の瞬間に、
ドーーーーーーーーン！！
という音とともに、勇者は雷に打たれていました。
身体が焦げてプスプス煙が出ているのを見て、
勇者は久しぶりに自分に回復魔法をかけました。
そしてちょっとため息をついて、半ば諦めたように、でも覚悟したような表情で腰を上げて、やっと森を出ようと歩き始めたのでした。
カードの意味と背景
・・・という流れで、「いい加減にしろーーーー！」と雷を落とされる瞬間が訪れることがあります。
ジャガーに出立を促され、
旅路のフクロウにせっつかれ、
それでもなおグズグズしていた場合には、
なんとお空から雷が降ってくるわけです⚡️
それまでいた場所を離れ、変容を受け入れていく運命にあるのなら、どんなに足掻いて抵抗しようと、それに逆らうことはできないものです。
覚悟を決められないまま転機を拒み続けるならば、拒否できないような形の現実となって道を促されることもある・・・ということなのです。
例えば勇者は今回雷に打たれましたが、
「森が焼き払われる」とか、
「盗賊に襲われて死にかける」とか、
「仲良しのクマに何かが起きた」とか、
そういう現実で促されたりする場合もあるかもしれません。
とは言え決して脅すような意味があるのではなく、要は「決めざるを得ないほどの現実を引き起こしちゃうほど今お空から背中を押されているよ！さあ立って！」という意味のカードです。
このカードを引くのはこんな時
このカードが出る時は、エネルギー的な転換期を迎えています。現実を動かす準備が整いつつある時です。ドーン！と背中を押されることがあるかもしれないので、少し衝撃に備えて待ちましょう⚡️
正位置：さあ目を覚まして！立ち上がって！
逆位置：いい加減にしろーーーーー！
というイメージで捉えますが、正位置にしろ逆位置にしろ、「いよいよ決断せざるを得ない出来事が起きる」という可能性を暗示しています。
正位置で出る時は、「さあ立って！今だよ今！今度こそこれからクリアになるよ！大丈夫！」というメッセージです。衝撃はあるものの痛みをあまり伴わない良い気づきや、インスピレーションなどがもたらされるでしょう。エネルギーを整えて準備をしましょう。
逆位置で出る時は、「いつまでそこでグズグズしとんじゃー！！」と言われている時です（笑）。何か荒療治的なショック療法を降ろされる可能性があります。
逆位置で出た時には、あまり怖がらずに衝撃に備えましょう。そして今までの環境や人間関係になぜ未練や執着があるのか、なぜこんなに動けなくなっているのか、少しだけ時間をとって考えてみると良いかもしれません。
いずれにせよ、
「自分の本来の気質を受け入れよう！」
「自分のお役割を引き受けよう！」
「もうサレンダーしてください！」
という時期に出てくるカードです。
とはいえ雷に打たれても生き残れる、自分で回復魔法をかけられる力のある人にしか、このカードは出てきません。そんなに頻繁に出るカードではないのです。
なのでこのカードを引いた時は、「雷に打たれても大丈夫なくらい生命力が強いんだー！」と思ってみるのも良いですね！
このカードを引く人は、「稲妻に耐えられる人」であり、「運命を受け入れられる人」です⚡️
次回：31. 地下世界
最初から読む：1. いにしえ人
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