セラピスト養成講座受講記録【LPL第5講】言語習得以前のビリーフについて

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早いもので、全7回のセラピスト養成講座(LPL)も第5講が終了しました。外山周です。

アイキャッチは祖父と言葉を覚える前の私です。

第1講の「生まれ直し」から、

第2講で姉との繋がりを発見し、

第4講では父との関係を癒し、

 

からの今回、姉→父とくればやはり最後は「母」に戻ってくるのがセラピーの醍醐味というものです(笑)。

人間、問題の殆どは両親に帰結すると言いますから。

私も今まで頑なに抑え込んでいた 言語習得以前の母親トラウマ について、なんとなく見る準備が整ったような気がしています。

カウンセリングについて、近年日本でもだいぶ偏見が減ったように思います。

しかしカウンセリングはほぼ「言葉」のやり取りで行われ、私のように言語を習得する以前にトラウマがあるだろう人は、アプローチに限界があると実感してきました。

個人的な話になりますが、今回の養成講座で起こった私の身体症状について書きます。

心の探求を続ける人たちにとって、こちらの記事が身体に目を向けるきっかけになれば嬉しく思います。

 

六芒星コンステレーション

第5講の目玉は、「六芒星コンステレーション」でした。

父、母、人生の目的、ネクストステージ、お金、愛

の6つを六芒星に配置し、さらに代理を立てて思い思いの場所に配置し、「座」を立てます。

師匠オリジナルのこのコンステレーションは、トラウマやビリーフが炙り出されたり、現実が動き出したり、感情が動いたりととにかくすごいです。

…この凄さは言語が得意な仲間がきっと記事にしてくれるでしょう(笑)。

私は苦手なことはもうやりません(笑)。

 

感情に蓋をして起こった身体症状

さて、この六芒星コンステレーションは、30名以上の参加者全員の前で、1人だけクライアントが選ばれて行われます。

私は見ている側だったのですが、ある切っ掛けで大きな変化が身体に起こりました。

 

男性の大声が切っ掛け

まず1つ目の切っ掛けは、クライアント役の男性が感情を爆発させたことです。

私は、普段から男性の大きな声が苦手なのです。

その男性の感情の込もりまくった大声を聞きながら、「隣の部屋まで聞こえるんじゃないかな?」「セッションが上手くいってる証拠だな」等と冷静なことを考えました。

今思えば、即座に感情のシャッターを下ろした状態だったのでしょう。

 

女性の泣き声がとどめ

ほぼ同時に、今度は「怖い」と言って泣く女性の声が聞こえてきました。

そちらに目を向けると別の参加者の女性が泣いていて、先輩セラピストさん達に気遣ってもらっているのが見えました。

それを見て、私は「怖いって泣けば構ってもらえるのか!」と衝撃を受けたのです。

これも今思えば、怒りのような感情が湧いたのかもしれません。

 

身体の悲鳴と「息が出来ない」感覚

その瞬間身体に変化が起きました。

足と肩が痛くなり、胸が痛くなり、息が出来なくなり…。

数年前までお馴染みだった身体症状でした。

以前カウンセラーさんに、「息苦しい時は指で胸(首の下)をタッピングすると即効性があるよ」と聞いたのを思い出し、冷静にタッピングを始めました。

「大丈夫大丈夫…」

「なんとか乗り切れるはず」

と自分に言い聞かせていて、本人的には至って冷静のつもりでしたが(笑)、もう完全に心がここにない状態だったと思います。

 

身体が覚えていた記憶

そんな私を気遣って、伊藤マナさんという女性のセラピストさんが隣に来てくれ、手を握って肩を抱いてくれました…。

タッピングを一旦やめました。

そして息をゆっくり吸って、吐いてみました。

同時に全身ガチガチに力が入っていたことに気付きました。

そりゃーもうガチガチだったんです。

こんだけガチガチだったら、そりゃ息も出来なくなるわって納得するくらいガチガチでした。

抱っこしてもらう暖かさを感じながら、目を閉じて身体の感覚に意識を向けて、だんだん力が抜けて身体が緩んでいくのを感じていました。

そしてふと、

「お母さんに抱っこされるってこんな感じなかぁ…」

と思いました。

 

たぶん怖い思いをしたはずだ

ただ抱っこしてもらえるって、あったかい。

怖くても安心できる。

身体の力を抜いてもいい。

お母さんに抱っこされるってこんな感じなのかな?

…と思ったら、静かにポロポロと涙が出てきました。

「知らなかった、でもこれが欲しかった」

みたいな感覚があったのです。

多分、怖い思いをたくさんしたのかもしれない。

それも他でもない、母の腕の中で。

「母の腕の中ならば安心だ」という感覚は、生まれてから1度も感じたことがないのかもしれない。

…なんというか、これがまさに言語習得以前の記憶か、という感じ。

身体がそれを覚えているんだと感じました。

 

絶望したくないから分離を選ぶ

今回は思い切って抱っこしてもらいましたが、多分今までの私だったら、「大丈夫ですお構いなく」と言って断っていたかもしれません(笑)。

または息が苦しくなった時点で、タッピングせずに部屋を出ていたかもしれないです。

今回抱っこしてもらっていても、思考の邪魔も当然ガンガン入りまくっていました。

「もうそろそろ大丈夫ですって言った方がいいかな」とか、「迷惑かけてるなー」とか。

抱っこされたら怖いことが起きると思っているから、最初から避けようとする。

師匠のあけみちゃんも「エゴは分離を選ぶ」と言っていましたが、その通りなんだと思います。

 

人と繋がって生きたい!

私は今まで、あまりに人との繋がりを絶って生きてきました。

とにかく人と付き合うことが出来なかったんです。

それをなんとか改善しようと思っては、心理ゲームに巻き込まれてクタクタになって、結局離れることを選んだりもしました。

でもこれからは、人と繋がって生きたいと思う。

義務感じゃなく、本当にエネルギーを交換し合えるような「循環」の関係性を築きたいと思う。

生きて、自分らしく笑い、

「楽しいね」って言い合って生きたいです。

 

お母さんと繋がり直さなければ、この世界は怖い場所のまま。

お父さんと繋がり直さなければ、好きなことでお金を稼ぐなんて出来ない。

 

と、今回の講座中に何度も聞きました。

今ならやれそうな気がする。うん。

 

言語習得以前の繋がり直しは「身体」で!

前回お父さん役になってくれた方達とのジャンピングハグにかなり癒されましたが、今回抱っこしてもらえたことも、私の中ではかなりのターニングポイントになりました。

師匠との個人セッションで「言語習得以前に鍵があるよ」と言われてから、半年が経ちました。

今は、言語じゃなく身体が覚えているということを、実感として信じられるような気がします。

今までお父さん役になってくれた方達に、今回もたくさん構ってもらいました。

敬語をやめていいよと言ってもらったり、頭をポンポンしてもらったり、抱っこして高い高いっぽいことをしてもらったり…(笑)

お父さんたちには感謝です。

身体が覚えている記憶が悲しいものなら、嬉しい記憶を身体に覚え直してもらえばいい。

と、今は思います。

 

半年前、師匠に「言語習得以前に鍵がある」と言われた時は本当に本当に途方にくれましたが(笑)、やっとここまで来れました。

将来は、この「言語習得以前」にアプローチ出来るようなセラピストになりたいなぁ…(小声)。

 

🔽その時の記事はこちら


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ABOUTこの記事をかいた人

タロットを媒体に、「今のエネルギー状態」「ちょっと先の未来」「直近で何をすれば良いか」にフォーカスする「未来視セッション」をメインに提供中。

強HSP+共感型エンパスであり、うつ病&自殺未遂サバイバー。

「女性がより輝く」「エンパスがより自分らしく生きる」をモットーに、持って生まれた少しスピな視力を活かして活動しています。