「自らに由る」と書いて「自由」と読む!これからの時代に必要な自由とは

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「自由」って何だろう??

あなたも学校や会社、家庭などの組織の中で、「自由になりたい!」と思ったことがあるかもしれません。

本当の「自由」とは、一体何なのでしょうか。

普段何気なく使っている「自由」という言葉。改めて意味を考えてみると難しいですよね!

これからはあらゆる価値観が大きく変わり、ますます個人の「自由」が尊重され、また必要とされる時代に突入していきます。

今こそこの「自由」という言葉の意味を、日本人としてしっかり知っておきましょう。生き方のヒントになるかもしれません。

言語と心の観点から説明します!

 

「自らに由る」とは

まず「自由」とは、「自らに由る」と書き下しますよね。

・自ら → 私
・由る → 物事の原因となる

今でも「その事故によって怪我をした」などと言うことが出来ます。事故の結果を説明する言葉として、「よって」を入れるわけです。

つまり「自らに由る」とは、「自分に原因がある」ということなんです。

 

「自由」の英訳は「liberty」

「自由」は、明治時代に福沢諭吉が「liberty」を日本語訳する時に当てた単語だそうです。

英語の「liberty」には、社会的に制約を受けず、自分の主義主張を持つことができて、自分のやりたいことをやる力、というニュアンスがあります。

そこには当然責任も付きまとうわけで、決して「自分のやりたい放題やればいい!」という意味で使われる言葉ではありません。

日本語の「自らに由る」も、「原因は私にある」という言葉。

何が起きても、どんな結果になっても、原因は自分にあるものとする。

それを承知でやりたいことをやり、また何が起きても責任を取れる力が自分にあると信じることこそが、日本語の「自由」の意味なのです。

うーん、深い。

  

「自由」と「わがまま」の違い

この言葉を日本に定着させた福沢諭吉は、「自由」と「わがまま」の違いをこう言っています。

自由と我儘(わがまま)との界(さかい)は、他人の妨げをなすとなさざるとの間にあり

福沢諭吉「学問のすすめ」

自分の中で完結させるのが「自由」であり、自分のために他人を虐げるようになったら「わがまま」だ、ということです。

福沢諭吉先生

 

「他由」から「自由」へ

さて、最近の日本では、

「自分軸」
「自愛」

などの言葉をよく聞くようになりました。

やりたいことをやろう
自分らしく生きよう
もっと「自由」に生きよう

そんな発信がネット中に溢れています。

 

私たちは、今まであまりに「他由」の人生を生きてきました。

上から言われたからやる
それが常識だからやらない
人の目が気になるから我慢をする

そんな「他に由る」生き方が、今まで社会的に良しとされてきました。

私も長い間、この「他由」の人生を生きてきました。

あなたにも心当たりがありませんか?

 

この「他由」の人生。

考えなくても良いし、
組織が守ってくれるし、
悪いことは組織(他人)のせいに出来て、
ある意味とっても楽なんです。

あいつがムカつく!
もっとこうするべきなのに!
あーヤダヤダ!

って友達と愚痴を言い合って発散して、
また朝がきて変わらない毎日が始まって、
それを「安定」と呼ぶこともできるでしょう。

 

でも時代は、「自分軸」「自愛」を叫び始めました。

私がやりたいからやる
やりたくないからやらない
他人の目は気にしない

そんな生き方を選ぶ人は、今どんどん増えています。

本当の「自由」な生き方。

それは、「自分に原因がある」とする生き方です。

他人を原因にしない。

やりたいことをやって、
良いことも悪いことも、
全て自分に原因があるとして受け入れる。

それが「自らに由る」ということです。

 

今、本当の意味で個人が「自由」に生きれる時代が到来しました!

自分らしく「自由」に生きたい。
もう疲れる人生から抜け出したい。

そんな風にあなたが思うとしたら、
きっと今までものすごーく頑張って、
「他由」の人生を生きてきたのかもしれません。

近い将来、本当に「自由」な人が爆発的に増えます。
時代はそう流れています。

まずは「自由」の意味を知ることから、
自分の力を信じることから、
始めていきませんか??


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1 個のコメント

  • 自由って言葉は、福沢諭吉達が作ったそうですね。
    それまで、自由という言葉はなかった。
    自由って、本当に武家社会では主君がいて、主君に由生きてきた。
    でも、自らに由って生きる概念ができたんですね。
    明治先人に感謝です。

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