日本は「知らす国」シラスとウシハクという言葉

外山周 個人セッションのご案内

【お知らせ】

新サービスの準備のため、新規のお申し込みは現在ストップしています。リリースまでもう少々お待ちください。

日本は「知らす国」です。

この「知らす国」という言葉は、とても大きな意味を持ちます。

今日はこの言葉について書いてみたいと思います。

 

祝詞には「瑞穂の国を安国とたいらけく知ろし召せ」という一節があります。

これは国譲り神話でも出てくるのですが、天皇が国を知るという意味です。

ではここで言う「知る」とは、いったい何なのでしょうか。

 

答えは「一体化」です。

古い日本語の「知る」には、「一体化する」という意味がありました。

(詳しくはこちら:「知る」と「know」の最大の違いは「一体化」!

天皇が国と一体化した国。

それによって国民全員が「おおみたから」とされた国なのです。

 

民衆が宝である国。

これを古い言葉で「知らす国」と言います。

 

「知らす国」の反対は、「ウシハク国」です。

ウシハクは漢字で書くと、

 

主人(うし)履く(はく=所有する)

 

となります。

つまり、主として君臨するものが、国や民を所有物と見なし私的に支配をする。

これが「ウシハク」です。

昔の大陸の王国で行われていたのは、このウシハクの統治でした。

王が国と国民を所有物と見なし、私的に支配し贅沢の限りを尽くす。

そして最後に反乱によって倒れ、新たな王が立ちます。

 

日本でははるか昔、古事記の「国譲り神話」によって、すでにウシハクが否定されていました。

国譲り神話の概要は、

・大国主神がウシハクで民を統治

・それでも国は栄えたが、八百万の神さまがこれを否定

・天孫を遣わして、国を明け渡すように告げた

というものです。

「国を盗られてかわいそうだなー」ではなく、明確に「知らす国」であることを示したお話です。

 

日本は、ずっと昔から続く「知らす国」です。

神話が失われた今でも、まだ概念は日本語の中に生きているのだと思います。

 

The following two tabs change content below.
外山 周

外山 周

TOYAMA, Chika
10,000時間以上の英語指導経験とTOEIC400点アップ等の実績を持つ。現在は合理的な言語習得論よりも「1人1人の感性と人生に合う方法を」を軸に、完全カスタマイズの総合サポートを提供している。
生い立ちと米国留学中のうつ病経験、自殺未遂の経験等から、人のエネルギーに敏感。自分らしく人と繋がって生きたいを目標に、現在は心理セラピスト養成講座に没頭中。
パートナーはアスペルガー。日本語が大好き。愛国心強め。
★詳しいプロフィールと今後の活動展開はこちらからどうぞ!

外山周 個人セッションのご案内

【お知らせ】

新サービスの準備のため、新規のお申し込みは現在ストップしています。リリースまでもう少々お待ちください。

ABOUTこの記事をかいた人

外山 周

TOYAMA, Chika
10,000時間以上の英語指導経験とTOEIC400点アップ等の実績を持つ。現在は合理的な言語習得論よりも「1人1人の感性と人生に合う方法を」を軸に、完全カスタマイズの総合サポートを提供している。
生い立ちと米国留学中のうつ病経験、自殺未遂の経験等から、人のエネルギーに敏感。自分らしく人と繋がって生きたいを目標に、現在は心理セラピスト養成講座に没頭中。
パートナーはアスペルガー。日本語が大好き。愛国心強め。
★詳しいプロフィールと今後の活動展開はこちらからどうぞ!