日本語に「ひらがな」「カタカナ」がある理由!失われたひらがなの役割

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日本語には「ひらがな」「カタカナ」「漢字」の三種類の文字がありますが、これが何故なのか気になったことはありませんか?

さらに漢字にも複数の読み方があるので、日本語を第二言語とする人にとって、「読み方」が一番大変だとも言われています。

戦後GHQの占領時代には、全てを廃止して「ローマ字」に統一してしまおうという声まであったそうですよ!

そもそもどうして、日本語には三種類の文字があるのでしょうか。それぞれの文字は、どんな役割を持っていたのでしょうか。

今日は日本語の「文字の力」に迫ってみたいと思います!

  

近現代の「カタカナ」の役割

カタカナで外来語を見分ける

小学校の国語の授業では、「カタカナ」は外来語(外国から来た言葉)や擬音語に使われると習います。

× ちゅーりっぷ
◎ チューリップ

× どかーん!
◎ ドカーン!

この辺の感覚はすごいもので、日本語を母語とする人は、ほぼ感覚で分かってしまうものです。

和製英語やカタカナ英語も、意味の変化はさておき、カタカナであるだけで「古くから日本にある言葉ではない」ということを感覚的に見分けている、と言えますね。

  

近代のカタカナの役割

近代(主に戦中まで)のカタカナは、ちょっと違う役割がありました。

祖父の軍歴証明書の一部

これは私の祖父の軍歴証明書の一部ですが、漢字とカタカナで記載されていることが分かります。

「現役兵トシテ歩兵ニ・・・」
「勤労ニ従事ス・・・」
「移駐ノタメ・・・」

めっちゃ「堅い」雰囲気の文章ですよね。

カタカナは西暦800年代(!)、漢文を和文として読むために用いられ始めました。当時の学問や文章は漢文で、それを読むための「補助」としてカタカナは使われていました。

その名残が近代まで続き、戦中までは正式な文章はカタカナで書かれていたわけです。

小学校でもカタカナから先に習ったそうです。低学年の教科書はカタカナで、高学年用になると平仮名が使われていることが分かります。遺っている遺書なども、年少の兄弟に向けたものはカタカナのみで書かれていたりします。

現代以上に、カタカナは大切だったのですね。

  

現代の役割のないカタカナ

現代でも「外来語と擬音語に使う」という役割が残っていますが、カタカナは別の使われ方をするようにもなりました。

メールやチャットの文章を想像してみてください。

「スゲーーーーー!」
「ハァ?ウザイんだけど」
「めっちゃヤバイ!!」

・・・f(^_^;

こう書くと一気に「軽い」感じになりますね。戦中の「堅い」感じは何処へやら。カタカナの堅い役割は、残念ながら既に消えてしまったと言えそうです。

  

「ひらがな」の役割

ひらがなは「やまとことば」の文字

一方の平仮名もカタカナと同じく、やはり今から1100年以上前に、漢字を崩して作られたのが始まりです。「万葉仮名」で書かれた平安時代の文学が有名ですね。

さらに歴史を遡ると、日本にはもともと文字がなく、口伝で昔話を伝える「やまとことば」の存在だけがありました。

それに海外から来た漢字を当てて、文字におこして保存しようとしたのが「文字」の始まりで、漢字では不十分な音を表すために「平仮名」が生まれたのです。

当時から平仮名が「女性の文字」と言われていたのは、主に「口伝」を伝えていたのが女性だったから、という背景もありそうです。

きれいな日本語と平仮名を身につけることが、当時の女性の嗜みだったのです。

  

ひらがなは「音」を表す文字

文字が生まれる前の「やまとことば」は、音をとても大切にする言語だったと言われています。

以前読んだ神道の本にも、「古代の日本語は、平仮名の音一つ一つに意味があった」と書かれていました。

・「は」→ いのち
・「ら」→ たくさん
・「はは」→ 命2つ → 母
・「はら」→ 命いっぱい → 原、腹、胎

など、音が一つずつ意味を持っていて、それによって単語を作っていたというのです。

この「やまとことば」を正しく表すために、平仮名は生まれました。

ひらがなとは別に学問(漢字)の補助としてカタカナが生まれたのは、「やまとことば」は「言葉そのもの」だったから補助に使えなかったのだ、ということですね。

  

ここまでのまとめ

・漢字+カタカナ
 → 男がする学問

・ひらがな
 → 女がする娯楽、嗜み

・ひらがなは「やまとことば」の音を表す文字

   

力を失った「ひらがな」

カタカナはかつては学問(漢字)の補助でしたが、今はその役割を失い、「ひらがな」がその役を担うようになりました。

これが一体どういうことか分かるでしょうか。

・・・。

カタカナは今でも「外来語」と「擬音」を表す文字として、文を分かりやすいように補助する役割を担っています。

しかし「ひらがな」は、戦中までは僅かに残っていた「やまとことばの音を表す役割」を失ってしまいました。「ひらがな」こそが漢字の補助になったのです。

私たちは日本人は、日本語の「やまとことば」が持つ力を失ってしまいました。

  

今では「何で文字が三個もあんの?」「面倒だし一つで良くない?」と言う日本人もいますが、長い歴史を持つ文字が三つもある国なんて他にないし、本当にすごいことだと思うんですよ。

思考を表現するのが言葉。

それを目に見える形にするのが文字。

「自分らしく生きたい」と思うなら、言葉と文字の力を侮ってはだめだと思うし、小学校の国語の授業で教えた方がいいと思います。

言葉には民族の知恵が宿っていて、それが「魔力」と言われるのだと思うのです(大真面目)。

気付いた人から取り戻しましょう!

力のある言葉こそが表現を変え、社会を変えていくのですから。

   

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外山 周

外山 周

TOYAMA, Chika
幼い頃から思っていることを言えずに育ち、アメリカの大学をうつ病で中退。帰国後に就職して英語スクールの立ち上げで成功するも、燃え尽きて退職。その経験から心理セラピストを目指すが、その過程で婚約者と破局。そんな中でセラピーを極め、見えないものに敏感なことを活かして「癒える」と「言える」に寄り添うセッションを開始。恋愛セラピーが好評。
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