外山周です。
先日、友人に「ご縁って英語で何?」と聞かれました。確かに「ご縁」って日本語独特の言葉です。
あなたも「ご縁」のような日本語を英語に直せなくて、困ったことはありませんか?
話したい時に咄嗟に訳が浮かんでこないと、「スムーズに話せないー」と焦りばかり湧いて来てしまいますよね。
実はこれ、英訳する前にいくつか簡単な日本語のプロセスを入れることで、ぐっと英語に直しやすくなるんです。
練習すれば、だんだん素早くサッと言い換えられるようになっていきます。
あなたもここで紹介する方法を取り入れて、訳に詰まることなく英語をパッと言えるようになっちゃってください!
方法は3ステップ!
共通する方法はたったの3つです。
①まずは直訳して違和感を確認し、
②次に日本語での使い道を考えてみて、
③最後にシンプルな感情に言い直す。
このステップを踏んでいきます。
①直訳して違和感を確認する
まずは直訳を調べてみましょう!
ご縁(Weblioより)
・fate
・chance
・relationship
・tie
ネットの辞書によれば、主にこの4つの英単語(fate / chance / relationship / tie)が「ご縁」の対訳であることが分かります。
さて。今度はこの4つの単語を辞書で引いてみます。
・fate → 運命、結末、結果
・chance → チャンス
・relationship → 関係性
・tie → 結びつき
・・・どうでしょう?
日本語の「ご縁」と比べて、ちょっと違和感がある気がしませんか??
この違和感を探っていきましょう。
②日本語での使い道を考えてみる
ここで、「そもそもどんな時にご縁って言ってんだ?」とちょっと考えてみます。
などなど…。
だいたいこんなニュアンスで使っていませんか?
この中に、あなたが言い表したい表現はありましたか?もしなければ、あなた自身が使いたい台詞を言ってみて、シチュエーションを考えてみてください。
③シンプルな感情に言い直す
ここまで来たら、今度はこのそれぞれの台詞を言う時の「気持ち」を日本語にしていきます。
🔽わー久しぶり!あなたとまた会えるなんて、やっぱり私たちご縁があるねぇ!
🔽えっ、あなたも新潟出身なんですか?私もです!ご縁ですねぇ。
🔽彼と別れちゃったの。まぁでも仕方ないや、きっと彼とはご縁がなかったんだね。
🔽お引越しされるんですね!良いご縁がありますように。
出来るだけ具体的に、かつシンプルに言い換えるのがコツです。
英語自体が具体的でシンプルな言語だからです。
直訳できない言葉が多いと知っておこう!
この3つのステップは、慣れれば②と③だけで充分会話に対応できるようになります。
「ご縁」のように直訳できない日本語が色々あるということを、ぜひ知っておきましょう。
「いただきます」「忘れ物」「ふんわりした人」「気が晴れる」「足が遠のく」
などなど…挙げればきりがありません。
逆に、英語から日本語に直訳できない表現もあるんです。
そもそも言葉の作りが全く違うし、言葉が発展してきた歴史も、文化も違いすぎるんですよね。
だからそもそも直訳しづらいのが当たり前なんです。
だけど「気持ち」は世界共通です!
困ったら「その時の気持ちをシンプルに表現する」に戻ってみましょう。
3つのステップまとめ
さて、ここまで読んでみていかがでしたか?
ステップをまとめておきます!
①まずは直訳して違和感を確認し、
②次に日本語での使い道を考えてみて、
③最後にシンプルな感情に言い直す。
このステップに慣れると、サッと英語を言えるようになっていきます。
ちなみにここまで書いてきてなんですが、私は個人的には、必ずしも直訳が悪いとは思いません。
多少伝言ゲームのような「ねじれ」が生じてしまったとしても、誰かと心を通わせ、友人でいる分にはあまり問題がないと思うんですよね。
直訳を恐れて考え込んでしまうよりは、とりあえず直訳でいいから「fate!」と言ってみるのもまた、多言語コミュニケーションの醍醐味ではないでしょうか(笑)。
直訳だろうと何だろうと、例え通じなかったとしても、言いたいことを言葉にし続けることが何より大切です。
というわけで、あなたにたくさんのご縁がありますように( ˶˙ᵕ˙˶ )♡