外山周です。
私は複数のカウンセリングやセッションを受けてきたのですが、唯一効果を感じられなかったどころか逆効果だったのが言葉でのアファメーションです。
アファメーション(affirmation)とは肯定的な断言をする事。個人的な「誓約」をする事。
具体的には「~したい」「こうなれば良いな…」という願望を「~なっている。」と断定して繰り返し唱える事で、潜在意識に働きかけ、変化や成長が遠くの未来にあるものではなく「今・ここにあるのだ」という現実を作り出す事と言われている。
実は、以前この「繰り返し唱える」が大部分を締めるセッションで、唱えてる途中に悲しくなりすぎて&恐怖心が湧いてきて大泣きし、途中で退席して帰ったことがあります(笑)。
それ以降もアファメーションが効果を発揮したことは一切なく、本気で苦しくなってくるのでむしろ逆効果に感じます。
ですが他の大部分の人には効果を発揮しているわけで、それを思うと「効果が出ない私がおかしいんじゃないか?」って気分になってくることもあります。
最近やっと「私がおかしい訳じゃない」と分かってきたので、今日は私の場合なぜ効果がなかったのかを書いてみたいと思います。
アファメーションが上手くいかない理由
成功体験と感情がポイント
アファメーションは、自分が本来持っている力を信じ増幅するために行うものです。
自分を信じる、つまり「私ならできる」という自己肯定感を高めるためには、そこに付随するポジティブな感情が必要です。
・仕事がめっちゃ順調です(ワクワク!)
・素敵なパートナーがいます(幸せ!)
実感をもってその時の感情を思い浮かべられることが、何よりも重要なのですね。
「やったー!」「嬉しい!」「楽しい!」
のようなポジティブな感情は、努力した経験や、その後の成功体験に基づくことが多いもの。
ということは、努力した経験がない人、成功体験が少ない人、ポジティブな感情を感じたことがない人にとっては、アファメーションは効果を発揮しにくいということです。
「言葉」そのもののイメージ
アファメーションは言葉を以って行うものですが、「言葉」が持つ意味というのは、人によって異なります。
・楽しい(…ように見せておきたい)
・楽しい(…と思っていなくちゃいけない)
・楽しい(…わけじゃないけどまぁ嫌でもない)
のように、「楽しい」を純粋に「楽しい!」として使えない人が意外にたくさんいて、その人の数だけ()の中身が異なることでしょう。
言葉のイメージが実際の言葉と異なっていると、イメージの方だけが現実化に向けて動き出すようです。
つまり、「楽しい(…と思っていなくちゃいけない)」が定義だとすれば、アファメーションをすればするほど「〜しなきゃいけない人生」が現実化します。
そして常に駆り立てられ、自分の気持ちを隠し続けることになり、辛さがいっそう募るのですね。
良かれと思ってどんなに「楽しい」を繰り返したとしても、不思議と余計に辛くなっていくばかり、というわけです。
効果がない人はどうすればいいのか?
では、私のようにアファメーションで効果を得られない人はどうすればいいのか?という点ですが、
- 自分を責めない
- 諦めて別の方法を探す
- いつか効果を発揮する日を待つ
の3つを決めたら、私は随分楽になりました!
アファメーションは、「アファメーション 効果なし」で検索すると色々なページがヒットして、効果的にするコツが山ほど書いてあります。
私はアファメーションをやればやるほど辛くなっていた時期があったのですが、何が辛いかって「自分がダメだから効果が出ない」と思ってしまうことでした。
でも2ヶ月前のあるセッションで「言語習得以前に辛い経験をした人は、言語だけでは限界がある」のだと知って、かなり気持ち的に楽になりました。
(それはそれで「辛い経験があった」と認めることになるので、別種の辛さがありましたが…www)
※詳しくはこちらの記事
生きづらい原因は0歳まで遡れる!言葉に出来ない辛さは0歳のトラウマ
アファメーションの効果が上手く得られなくても、「何か別の原因があるんだべ」と軽く考えながら、次の機会を待ちましょう!
これからの人生を良くする方法は、きっと無限にあるのだから。