・いつか他人のリーディングもしてあげたい
・いつか「本気」のタロットリーダーになりたい
ほぼこの方法オンリーでカードを上手く使えるようになり、4ヶ月で人のリーディングまでできるようになった人
です!
「一人二役」でリーディングする
悩んだ時やしんどい時にタロットを引く場合、漠然と「今の私に必要な一枚」という意図で引いている人が多いかもしれません。
もちろんそれでもOKですが、もし「楽しくカードを引きたい」を超えて「上手く読めるようになりたい」と思うなら、まずは悩みを具体的にすることを練習すると良いでしょう。
そのためにお勧めの方法は、徹底的に一人二役をすることです!
今日はその「一人二役」の練習方法について、具体的な方法をお伝えしていきます!
「一人二役」の手順
2. まず「相談者」側の席に座る
実際に占い師やカウンセラーに悩みを相談するときの感じで、今日の悩みを言葉に出して話していきます。遠慮なく話し切るのがコツ。
3. 今度は「タロットリーダー」側の席に座る
「相談者」としての話を出し切ったら、深呼吸して「タロットリーダー側」の席に移りましょう。改めて「相談者」側に自分がいると想像しながら、その席をよく見つめてみてください( ;∀;)
4. かけたい言葉をかけてあげる(省略可)
さっきまで「相談者側」に座っていた自分に言ってあげたい言葉があれば、言葉にしてあげましょう。「それは辛かったね」とか。ここでは「タロットリーダー」になり切るのがコツ!
5. カードを引く!
いよいよカードを引いて、「カードはこんなこと言ってますよ」と伝えてあげましょう。
6. メッセージを文字にする(省略可)
さらに可能なら、2〜3行の短文でも良いので、カードのメッセージを文字に起こしましょう。「ーーのカードが出ています。ーーしてねと言われています。きっとーーになりますよ♡」みたいな感じで充分。
「一人二役」の例!
私も冷静じゃなかったなって思うんですけど、なんかLINEもブロックされちゃったみたいで、どうしましょう。もう終わりなんでしょうか…。
(↑ 具体的に悩みを吐き出してみる)
(↑ 相談者=自分のために言葉をかける)
(↑ ここで引く「お題」を設定)
傷つき過ぎて自分の世界に戻れない現状の暗示です。今までは彼と離れたくなくて、本来の自分を出さないようにしてまで頑張り過ぎちゃったのかな。一人になったり、嫌われたり、別れることになっちゃうのは怖いよね。
(↑ ここまでタロットからの解釈)
参考:https://colorflow.jp/mso-eagle/
あなたは自分を「手乗りスズメ」くらいに思ってるかもしれないけど、実際は気高きイーグルだからね。
あなたにとってはついに我慢できなくなってちょっと突いただけのつもりでも、きっとイーグルの鋭い爪と嘴でグッサリいっちゃったのかも(笑)。
(↑ ここはタロットリーダーのイメージ)
見た目を整えたり、特技を磨いてみたり、普段会わない人と会ったり、自分がすごい人なんだってこと思い出してね。その上でもう一回「彼とどうしたい?」って自分に聞いてみて。
(↑ ここがアドバイス)
*悩みの内容はフィクションです(笑)
「自分の内側をみる」がポイント!
*ここから先は「本気の人」向けです。ややキツい内容も含むので、「毎日タロットで希望を持って過ごせればそれでいい」という人は読まなくてもOKです。
さて、もう一度相談内容を振り返ってみましょう。
私も冷静じゃなかったなって思うんですけど、なんかLINEもブロックされちゃったみたいで、どうしましょう。もう終わりなんでしょうか…。
最初の相談は「彼とはもう終わりなんでしょうか」だったんですね。
ここで想定できる「お題」の設定は、
・彼はどう思っているのか
・本当にもう終わりなのか
・終わりにしないためにどうすればいいか
・今この現実は何のために起きているのか
などのパターンに大きく分けることができます。
今回の例では3つ目の変形で、「終わりにしないために今心に留めておくこと」という問いを立てました。
それぞれのお題には「向き」があります。
・本当にもう終わりなのか(外向き)
・終わりにしないためにどうするか(内向き)
・この現実は何のために起きているか(内向き)
・・・という風に、「外向き」「内向き」と捉えることができます。
自分の力の及ばない範囲というか、自分の手の届かない領域に知りたいこと(彼の気持ちとか、この後の運命とか)があって、それを占うのが「外向き」です。
自分の力が及ぶと信じてできることを問い、さらに可能なら「この現実は自分を進化させるために起きているはずだ」と信じて意味を問い、行動に活かそうとするのが「内向き」です。
「外向き」の占いには、例えば「良かったー!彼はまだ私のこと好きってタロットで出たー!」と安心できたり、逆に「もう無理だって出たから諦めよう」という後押しを得られたりする、言ってみればつまり「一瞬幸せになれる」というメリットがあります。
ですが本気で自分の人生を生きたい人は、それだとちょっとぬるいのですね( ;∀;)
答えは常に自分の内側にあるからです。
傷つき過ぎて自分の世界に戻れない現状の暗示です。今までは彼と離れたくなくて、本来の自分を出さないようにしてまで頑張り過ぎちゃったのかな。一人になったり、嫌われたり、別れることになっちゃうのは怖いよね。
この「本当の自分の内側」をしっかり分かるようにしていくことが、タロットの解釈を勉強することよりも何よりも、とにかく一番大切です(ここ強調)。
人様のリーディングをさせてもらう場合には、「彼はーーみたいですよ」とお伝えするのが最善の場合もあるんですけどね(逆も然りで「彼のことは気にしちゃダメです」が最善な場合もあります)。
ですがセルフリーディングをする時、特に「本気で自分らしく生きたい」と思っている場合や、「いつか本気で誰かのリーディングをしてあげたい」と思う場合には、とにかく内側に目を向け続けたいところです。
タロットに依存せず、
外側の答えに振り回されず、
「一瞬の幸せ」に惑わされずに、
自分の真実を問いかけるための媒体にする。
そんな「セルフリーディング」を地道に繰り返すことが、遠回りに見えて一番早い「タロットリーディング上達」のコツです。
まずは「自分」という安全基盤をしっかり育てておくことが、これからあらゆるリーディングの土台となります。
外山周(CHIKA, Toyama)
これからはますます「タロットに依存しないセルフリーディング」をしたい人をサポートしていきます。今後の記事もどうぞお楽しみに!
・タロットリーディングを上達させるトレーニングの手順
・練習する上で一番大切な心構え
が分かります!