私がメール鑑定する時に愛用しているデッキ「ミスティカルシャーマンオラクルカード」を紹介します!
64枚から成るこのデッキは、1つのストーリーとして繋がっています。
この1〜64までの一連の流れをRPG風勇者の旅路に例えながら、カードの背景と、実際のリーディングではどんな時に出るカードなのかについて、1枚ずつ紹介していきます!
今日は「55. 風を制御する」です!
ストーリー
小屋から出てくると、いよいよ勇者は旅を再開しました。身体がとても軽く、魔力の流れもスムーズで、生まれ変わったような気持ちでした。
歩き始めてしばらく経った時、突然ブワッと風が吹いて、勇者の足元に小さな木の枝がたくさん落ちてきました。
それはこの辺にはない植物でした。
まだ青い葉っぱが付いている枝もあります。
風が運んできたその枝を見て、勇者はどこか遠くの土地で暴風雨が起きたかもしれないことを知りました。
・・・今の勇者には、周りの「風」がはっきり見えるのです。
風があらゆる情報を運んでくること、
遠くの土地の出来事も知らせてくれること、
自分に影響のある情報と関係ない情報があること。
今までなら感じられなかったほどの小さな空気の動きでも、今は敏感に感じ取ることができています。
だからこそ、遠くの暴風雨がスピードを上げてこの場所に迫ってきたとしても、慌てず焦らず、地に足をつけて、ただ風を感じれば良いのだと分かるようになったのです。
カードの意味と背景
「風を制御する」という日本語が当てられていますが、英語では「Taming the Wind」になっていることに注目すると良いでしょう。
「風」は情報やコミュニケーション、インスピレーションの象徴です。
「tame」という単語は「ライオンテイマー」という単語にもなっている通り、「手懐ける」「懐かせる」みたいな意味を持っています。
風を恐れず味方につけて、「ウィンドテイマー」になれると良いですよね✨
・・・このカードの中央にいる人(ウィンドテイマー)は耳のあたりに螺旋をつけていて、頭上をハチドリが飛び回っています。
・螺旋:常に最深部へと降りて自分と繋がる
・ハチドリ:軽やかな幸せを告げる
・風:情報、コミュニケーション、インスピレーション
この全ての要素を含んだ人「ウィンドテイマー」は、軽やかに、それでいて薄っぺらでないコミュニケーションを探究していく人です。
大量の情報に惑わされることなく、
地に足をつけて、
それでいて見えない存在と繋がり、
自分と繋がり、
絶妙なバランスでコミュニケーションを続けることを目指しましょう。
このカードを引くのはこんな時
私のリーディングでは逆位置で出てくる時が圧倒的に多く、何といっても「大量の情報に振り回されてきた」「必要ない情報を採用し続けてきた」という人に出やすい感じがあります。
正位置:ウィンドテイマーのレベル上げ!
逆位置:ウィンドテイマーご乱心!バーサク状態。
みたいなイメージで捉えます(笑)。
正位置で出る時はレベルアップが近い時なので、「情報を選択して、コミュニケーションを改めて振り返って、エネルギーを整えてね!上手くいくはずだよー!」となりますが、逆位置だと「落ち着け」ということになりますね。
・・・私たちが生きる地上社会には、そりゃーもう大量の情報が溢れ返っています。
子供の頃から大人になるにつれて社会的な常識をインストールされますし、大人たちの社交辞令や、捻れすぎたた愛情表現なんかも学んでしまいます。
良かれと思って伝えたことが、想定外の伝わり方をして相手を惑わし、結果自分のことも惑わし、大混乱を起こしたりすることも、日々そこらじゅうで起きているかもしれません。
自分の感覚を信じて情報を選びましょう。
エネルギーが捻れているなら整えましょう。
そしてまっすぐなコミュニケーションをしたいですよね。
・・・難しいですけどね!😂
ですがこのカードを引く人は、「ウィンドテイマー」の気質を持つ人です。
どんな情報や言動にも動じないどっしり感を地上で手に入れた時、きっとその存在感が多くの人に届くでしょう。
次回:56. 雷
最初から読む:1. いにしえ人
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