私がメール鑑定する時に愛用しているデッキ「ミスティカルシャーマンオラクルカード」を紹介します!
64枚から成るこのデッキは、1つのストーリーとして繋がっています。
この1〜64までの一連の流れをRPG風勇者の旅路に例えながら、カードの背景と、実際のリーディングではどんな時に出るカードなのかについて、1枚ずつ紹介していきます!
今日は「26. ハチドリ」です!

ストーリー
霊山の頂上で「真理の祭壇」に祈りを捧げた勇者は、下山する途中でハチドリに出会いました。その鳥は小さい体で、まるで蝶のように花を求めて舞っていました。
「勇者様!
これからどちらへ行くのです!?」
とハチドリは元気に話しかけてきました。
勇者が「まずはゆっくり下山してから考えるとするよ」と答えると、ハチドリはその場でブンブン飛びながら言いました。
「下山はあっという間ですよ!
逆方向に進むと急な斜面があります!
そこから滑り降りるといいですよ!」
・・・勇者が「えーでもそれって怪我するんじゃ」と思っていると、それを見透かしたようにハチドリは言いました。
「あっさて怪我を心配してますね!?
そん時はそん時ですよ!
下山が決まってるなら一直線にジャンプですよ!」
そしてどこまでも明るく「んじゃ、僕はこれで!」と言うと、言葉通り一直線にビョーン!と飛んでいってしまいました。
一人になった勇者は「・・・なるほど」と呟くと、ハチドリの言葉通り斜面から滑り降りることにしました。意外にもスリリングで楽しい下山となったのでした。
カードの意味と背景
ハチドリは幸せの鳥です。
小さい体で長距離を旅する渡り鳥であり、
花の蜜を吸ってボバリングできるパワフルさと、
自分の巣を守るために戦える強さと勇気と、
それでいて優しい気質を持ち合わせているのです。
このカードが出るとき、明るく軽やかなエネルギーでどこまでもビョーン!と飛んでいこうよ!と告げられています。
旅や思い切った行動は吉と出ます。
今思い描いている目的地に辿り着くには、まだ長い旅が必要なのかもしれません。でも例えそうであったとしても、直感が「やりたい!」と告げていることがあるなら、勇気を出してやってみましょう。
ハチドリは地球を縦断するほどの距離を飛べてしまう鳥。
時間がかかったり、
長い旅路を行くことになっても、
いずれ目的地に辿り着くことでしょう。
このカードを引くのはこんな時
ハチドリのカードは、私のリーディングでは割と頻繁に出てくるカードの1枚です。軽やかな未来を象徴するように「ヒャッホゥ!」というエネルギーで出てくることもあれば、やはり逆位置で出ることもあります。
ハチドリは逆位置で出る時は、「自分の中に軽やかなエネルギーがあることを全く信じられていない」という状況であることが多いようです。
特に繊細な人や敏感な人、
それを押し殺してまで頑張ってきた人、
思考でがんじがらめになっている人、
「私って最低大嫌い!」と自己卑下している人、
(・・・書いてて悲しくなってきました😢)
これは決して悪いことではなくて、ただ今まで現代社会で頑張りすぎて&傷つきすぎて、それでも頑張って生きてきたからなのでしょう。
辛い人生に慣れすぎて、幸せや喜びを受け取れることが全く信じられなかったり、自分で自分を幸せにできると思えないほど疲れてしまっている時に、ハチドリの逆位置はよく出てきます。
たまにはゆっくりお休みしましょう。
自分を労ってあげて、
「今まで頑張ったね」と言ってあげて、
お休みして自分を大切に過ごすことを、
自分に許可してあげてください。
そして元気が出たら、決断しましょう。
今いる環境の心地よさを遥かに超えて、あなたがありのままでいれて、心の底から「たのしー」「良かったー」と思える人生が、この先の未来に広がっていきます。
次回:27. 狩人
最初から読む:1. いにしえ人
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外山 周
幼い頃から思っていることを言えずに育ち、アメリカの大学をうつ病で中退。帰国後に就職して英語スクールの立ち上げで成功するも、燃え尽きて退職。その経験から心理セラピストを目指すが、その過程で婚約者と破局。そんな中でセラピーを極め、見えないものに敏感なことを活かして「癒える」と「言える」に寄り添うセッションを開始。恋愛セラピーが好評。
心理セッションと英語トレーニングを組み合わせた、独自の英語サポートも準備中。
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