私がメール鑑定する時に愛用しているデッキ「ミスティカルシャーマンオラクルカード」を紹介します!
64枚から成るこのデッキは、1つのストーリーとして繋がっています。
この1〜64までの一連の流れをRPG風勇者の旅路に例えながら、カードの背景と、実際のリーディングではどんな時に出るカードなのかについて、1枚ずつ紹介していきます!
今日は「45. 予言者」です!
ストーリー
祭りが終わると、若い村人たちは今後のことを相談し始めました。
「祭りをいつ行うか決めよう」
「定例化して次に備えよう」
「役割分担を決めよう」
「もっとできることがあるだろう」
次々に飛び出す若者の意見に、長老は途方に暮れました。生まれた時から精霊と切り離されていた彼らには、長老の「祭りはそんな風に行うものじゃない」と言う言葉も届かないようでした。
勇者が村人達のところにやってきたのは、そんな議論が白熱しすぎて今にも騒動に発展しようとしているときでした。
勇者は不思議な感覚を覚えました。
目の前の現実は「論争」だけど、みんな心の中では村の未来を思っていて、ただ未来のために祭りを継承させようと一生懸命なだけでした。その村人たちの心の内も、そして次に何をしていけば良いのかまでも、クリアに手に取るように分かったのです。
「祭りの日は皆さん既に知っている筈ですよ。
心当たりのある人はいませんか?」
勇者がそう問いかけると、論争に参加せず一歩離れていた女性が小さな声で「青い満月の夜」と言いました。復活した祭りの夜、空には青い満月が輝いていたのです。
それを聞いた長老が、思い出したように言いました。
「青い満月の夜は、精霊の世界と最も近くなる」
「昔、祈り子様にそう聞きました」
・・・予備知識がなくても、頭で考えなくても、本当は心のどこか、身体の何処かで、私たちは「目に見えない世界」を知っています。
それにオープンになるだけで、次に進む道がハッキリとしてくるのですね。
カードの意味と背景
このカードは「予言者」ですが、英語では「The seer」という単語があてられていますね。つまり「見る人」ということです。
カードの中の預言者は目を閉じていて、
頭上に鳥、
手には杖、
お腹の辺りにジャガーが一緒に描かれています。
肉体の目に見える現実を超えて、鳥のように高いところから全体を俯瞰して見る力と洞察力を兼ね備え、見えない世界から見た霊的な真実を知る力と、それを踏まえて現実を創り出していく力があることを象徴しています。
・目に見える目の前の現実
・心理レベルで何が起きているのか
・霊的、エネルギー的にどんな意味があるのか
この層をしっかりと見る力、つまり「直感」「サイキック」「内なる声」を大切に物事を見ていけば、次に進む道はいつだって明確に見えてくるものです。
頭で考えた論理や計画、
一般的な常識や予備知識、
外見やスペックなど、
地上の基準に振り回されすぎるのはやめましょう。
いつだって答えを知っているのは「直感」の方なのですから✨
このカードを引くのはこんな時
そう言えば最近この「予言者」のカードがあんまり出ないですね。去年の12月頃、ちょうど「風の時代」へのグレートコンジャンクションの頃にしょっちゅう出てました。
私のリーディングでこのカードを引く人は、
・嫌なことを我慢してきた過去がある
・思考に偏っていた時期がある
・自分に鞭打って頑張っていた時期がある
+
・だけど本質的にはすごく敏感で優しい
・本当は直感に優れている
というような性質を持ち合わせている人が多いです。
そしてズバリ「本当は心がもう答えを知っているけど頭が許可を出していない」とか、「頭で考えて追ってきた計画から外れるのが怖い」というような時期に、このカードが飛び出てくるわけです。
自分のため、
地球のために、
本当は自分は何をしたくて、
何をするべきなのだろうか?
その問いの答えを、本当は私たち一人一人が知っています。本当はかなり敏感に、心のどこか、身体のどこかで、いつも答えに対するシグナルを受信し続けているものです。
あまりにも長い間、私たちはそのシグナルを思考や論理で抑え付けてきました。
それはもちろん今までの時代を生き抜くために必要なことでもありましたが、そろそろシグナルにオープンになっても良い時代です。
少しずつ正直になりましょう。
肉体の目で見えるもの、
肉体の目を超えたところで見えるもの。
このカードを引く人は、その2つを同時に見れる本質のある人です。
次回:46. 蛇
最初から読む:1. いにしえ人
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