私がメール鑑定する時に愛用しているデッキ「ミスティカルシャーマンオラクルカード」を紹介します!
64枚から成るこのデッキは、1つのストーリーとして繋がっています。
この1〜64までの一連の流れをRPG風勇者の旅路に例えながら、カードの背景と、実際のリーディングではどんな時に出るカードなのかについて、1枚ずつ紹介していきます!
今日は「25. 聖なる山」です!
ストーリー
「夢を描く」という話を終えて、「次の目的地が決まっていないのなら、北に霊山があるので行ってみてはどうですか」とシャーマンが言いました。
「霊山に入り、頂上を目指してください」
「真理の祭壇がありますから」
「祭壇に祈りを捧げると良いですよ」
というシャーマンの助言通り、勇者は霊山の頂を目指すことにしました。
・・・それはそれは険しい道のりでした。
途中で何度も歩みを止めたくなり、何度も命の危険を感じ、「一度下山してロープとか装備を整えて来ようか」と思いました。
それでも一歩ずつ歩いていると、次第に感覚が研ぎ澄まされてきて、あたりの静けさと澄んだ空気を感じ取れるようになってきました。目に見えない霊達が辺りにいることも感じられます。苦しかった身体の痛みは、いつの間にか気にならなくなっていました。
そして「頂上を目指している」ということすら忘れた頃に、急に視界が開けて霧が晴れ、眩しい太陽の光が見えました。
「ああ、これが祭壇か」
と勇者には分かりました。
こうして人里を離れ、山頂で太陽を見てみると、肉体を持った人間の営みとは何と小さなものでしょうか。
肉体レベルの恐怖や不安から力を暴走させることがないように、時にはこうして真理の祭壇に祈りを捧げることが必要なのだと分かりました。
カードの意味と背景
「天空のハート」から「聖なる山」へ。
空から地上に戻ってきます。
昔から世界中の先住民の中で、高い山は霊の宿る聖域とされてきました。人智を超える神々が宿る場所であり、肉体を持った人間と霊が出会う場所です。
日本にも「御山信仰」があったり、
「霊峰」という言葉が残っていたり、
中でも富士山は「霊山」と呼ばれていますよね。
私たち人間が山に入れば、山頂に辿り着くまでの道のりは険しく、勇気や忍耐、節制や計画性を必要とされます。
また神域である山を荒らしたりしないように、自己中心的になることなく、愛を持って進むことが求められます。
諦めずに山頂まで歩き続ければ、
私たちは霊的に成長し、
真理に触れることができるかもしれません。
人生とは、真理を知るための旅。
地上の目線で見たら険しく辛い旅路であっても、より高度な視座から俯瞰して見て見れば、全て必要があって起きていることだと分かるでしょう。
このカードを引くのはこんな時
このカードが出る時は、「人生は真理を知る旅」「人生は魂を練り上げる修練場」という観点を持って、今起きている現実を見てみると良いです。
正位置:魂を練り上げる過程にある
逆位置:魂を練り上げることを放棄している
と捉えてみましょう。
正位置で出る時は、順調に険しい山道を登っていると捉えて良いです。本人的には困難なことにぶつかっていて、とても悩んでいて、「もー駄目だー」と思っているかもしれませんが、魂はむしろ「よっしゃー!成長してやんぜー!」と思っています(笑)。
魂はどーーーーん!としているので安心してください。
頭や心で戸惑って迷っても、弱音を吐きまくりたくなっても、魂はそれを乗り越えられると知っています。だからどんなに表面のことで苦しんでいても、焦ることはありません。一歩ずつ歩みを進めると良いでしょう。
逆位置で出る時の解釈は少し難しいです。表層のレベルでは、「魂の意思に反している」「弱気になっている」「今世の修行を放棄しようとしている」「肉体的な楽さを優先している」と捉えます。
ですが結局のところ【頭→心→魂】の順で力が強くなるもので、いつだって最後の決定権を握っているのは魂です。「これ以上進めないことも含めて魂の織り込み済み」と捉えられる場合もあります。
いずれにせよ「進むのか?止まるのか?どうするのか?」と突きつけられている時である、と捉えてみると良いでしょう。
魂は山頂にたどり着けると知っていて、
既に必要なものを全て持っています。
地上の現実に惑わされることなく、1つ高い視座から自分を見てください。お空の存在は、私たちに何をさせようとしているのでしょうかね😌
このカードを引く人は、「真理に辿り着ける人」です。
次回:26. ハチドリ
最初から読む:1. いにしえ人
ご依頼はこちら:外山周のリーディング