私がメール鑑定する時に愛用しているデッキ「ミスティカルシャーマンオラクルカード」を紹介します!
64枚から成るこのデッキは、1つのストーリーとして繋がっています。
この1〜64までの一連の流れをRPG風勇者の旅路に例えながら、カードの背景と、実際のリーディングではどんな時に出るカードなのかについて、1枚ずつ紹介していきます!
今日は「18. 大地の守り人」です!
ストーリー
鷲が飛び去った後も、勇者はしばらく地面に背中をつけて寝転んでいました。
空を見上げ、雲を眺め、
少し離れた場所を歩く遊牧民の姿を見ていました。
ぼんやりと時間の感覚が失われていくようでした。
空も雲も、
寝転んだ地面の感覚も、
遠くの遊牧民の歩く姿も、
きっとずっと昔から少しも変わらず、
遠い未来にも変わらないものなのではないか。
だとすれば今はいつなのか。
・・・そう思った時、また頭に声が響いてきました。
「勇者よ・・・
未来を守るのです・・・」
その瞬間に勇者は知りました。
今見ている景色は過去にも広がっていた景色だけど、このままの景色が未来にも広がる保証なんてどこにもないのです。この景色を未来に繋ぐのは、今を生きる者の役目なのだと知りました。
生命は大地の上にみな繋がっていて、
大地によって守られ育まれる。
それは過去に大地を守ってきた人がいるから。
だから今を生きる自分たちも大地を守り、それを未来の生命に繋げていかなくてはなりません。大地を守れないほど余裕を無くす前に、今を生きる者同士助け合えば良いだけなのです。
カードの意味と背景
父なる空から、母なる大地へと戻ってきました。
そしてその母なる大地には「守り人」がいます。
・・・「大地」の性質として、どーん!としていて常にそこで私たちを迎えてくれ、命を育んでくれるけれど、一度汚れてしまえば簡単に浄化はできない、ということを覚えておいてみてください。
大地には流動生がない分、一度汚れたら浄化に多大な時間がかかります。汚染された大地は、浄化されるまでずっと大地の上の命に影響を与え続けるのです。
それを考えた時、私たちは大地に生きる者の1人して、全ての生き物のために大地を守り続けなくてはなりません。
大地そのものを綺麗に美しく保ち、
全ての生き物に手を差し伸べる。
それが「守り人」の役割です。
もう少し日常の生活に近く言うと、「環境を保全し、動植物を保護する」「援助が必要な人たちを助ける」ということの重要さを説かれています。
・・・ネイティブアメリカンは、「7世代先の子孫に与える影響を考えて行動しよう」と説いていました。私たちが今日とる小さな行動が、遠い未来に影響を与えます。
小さな成功や目先の達成だけを追い求めて周りを蔑ろにするのではなく、未来を考えて周りを大切に慈しみましょう。そうすることが、必ず巡り巡って個人の発展にも繋がっていきます。
まずは小さなことからで良いのです。
ゴミ拾いをする、
野良猫を保護する、
自分の心身を大切にする、
できることを相手のためにしてあげる。
そんな身近なことが、大地を守ることに繋がっています。
このカードを引くのはこんな時
このカードが出る時は、良くも悪くも「長い目を持って考えてみて」「遠い未来をちゃんと見てみて」と促される時が多いようです。
正位置:遠い未来に繋げる♡
逆位置:今さえ良ければいいって!
というイメージをそれぞれ押さえましょう。
正位置で出る時は、「あなたは遠い未来に良い影響を残す人だよ♡」と応援されています。日々の何気ない行動が、100年後、200年後の未来に必ず干渉しているものなのです。
何気なく生きることから卒業し、「私がこれをしたら100年後の未来が変わるかもしれない」と意識して、日々の選択を重ねてみてください。選択がより良いものとなっていきます。
自分はそれだけの影響力がある存在である!と認め、日々人を大切にすることも始めてみると良いでしょう。
逆位置で出る時は、「今さえ良ければいい」と思っていないか?と強力に警告されています。
よくあるパターンとしては喧嘩を恐れて感情を出さないよう我慢していたり、嫌われたくなくて思っていることを言葉にしなかったりしている時など、何かしら自己犠牲をしている時に出てきやすいです。
・・・感情を我慢するのは、その時は良くても「産業廃棄物を地中に捨てているようなもの」なので(笑)、逆位置で出る時は「自分らしく生きることこそ遠い未来を良くする!」と思い直してみてくださいね。
STOP!自己犠牲!
STOP!産業廃棄物!
ということで、まず自分を大切にすることから、そして大切にできる範囲を少しずつ広げてみることから始めましょう。
このカードを引く人は、「大切に未来に繋げる人」です!
次回:19. 火
最初から読む:1. いにしえ人
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