私が「エンパスです!」と宣言できるようになるまでの間、本当の自分を探すための「心の自己探求」が常に身近にありました。
初めてうつ病で倒れてからの10年以上の間、いろんなセッションの力を借りて、やっと今ここまで辿り着いています。
とは言えみんなが上手くいっている(ように見える)セッションやワークが全く上手く出来なくて悩んだことや、強めのエネルギーの声や言葉がキツく感じたことも、やっぱり何度もありました。
今になって振り返ってみると、
・長期戦を覚悟した
・1人で行うワークを重視した
・困った時には傾聴してくれる相手が常にいた
という3つが、エンパス要素の強い私をここまで覚醒させてくれた気がします。
今日は私が今まで受けてきたセッションを時系列で紹介し、エンパスに「傾聴」が力を発揮する理由を書いていきます。同じく「自己探求」で悩むあなたの参考になれば嬉しいです!
傾聴に費やした4年間
大学でうつ病と診断されてからの2年と、社会人になって最初に燃え尽きた頃の2年、合計で4年間「傾聴のみ」のセッションを受け続けました。1〜2週間に1回ずつのペースで通っていました。
*大学時代の話はこちら
一度セッションを受けたら、次回までの間に
・日々の出来事
・それによって起きた心の動き
・頭で考えていること
・体調との連動
・過去の記憶
などを言葉にして、時々「こういう理由でこうなった」と考察し、それを全てノートに書き起こしていました。セッションには「答え合わせ」の感覚で通うのです。
友達や同僚、家族には言えないこと。
それまで必死で隠してきたこと。
「嫌だ」と思う内容や相手。
自分でも気づかなかった感情の動き。
そんな事をひたすら言葉にし続けた4年間の中で、ちょっとずつ人との付き合い方を変えていき、彼氏に「嫌だけどいいよ」と言うことや、今まで言えなかった秘密を打ち明けることを学んでいきました。
今思うとこの4年間が無ければ、次のプロセスには絶対に進めませんでした。私の一番の土台になっている大切な時期です。
傾聴以外のセラピーとの出会い
傾聴セッションから卒業した後も色んなセミナーやワークに顔を出し続け、ついに今から3年前に、現在の師匠である岡部明美さんのワークショップ&セラピスト養成講座に辿り着きました。
それから今までの3年間をかけて、私は「傾聴以上の自己探求」にコミットすることになりました。
体感ワークと実際の触れ合い
師匠のワークショップで繰り出されるコンステレーションや体感ワークはいつも本当にパワフルで、この3年間でどれだけ泣いたか分かりません(笑)。
特に「誰かに代理の両親になってもらい、近付いていって、言葉をかけて、抱きしめてもらう」というとんでもないワークには、泣いて全身プルプルしながら挑戦しました。
その時に代理両親の役を引き受けてくれた方、
私生活でも仲良くしてくれた方、
失くしたスマホを一緒に探してくれた方、
色んな形で背中を押して支援をしてくれた方、
たくさんの年上の受講生仲間の皆さんにお世話になりました。
おかげで私の最大の恐怖だった「年上の人怖い!言う事を聞かなくちゃいけない!」という思い込みを外すことができ、当時仲良くしてくれた年上の皆さんには今でもとても感謝しています。
*その時の「年上ビリーフ」の記事が残っています。今読むと笑ってしまいますが(笑)、よかったら読んでみてください。
「目を瞑る系」のワークでの挫折
さて。
傾聴セッションに費やした4年間。
体感で感覚を腑に落として行った3年間。
両方の期間に共通して、どーーーーしても出来ないことがありました。
一対一で行う「目を瞑る系」のワークです。
インナーチャイルド見えない。
潜在意識の扉見えない。
ずーっと思考がぐるぐるしている。
死にたくなる。
怖すぎて過呼吸になる(2回あった)。
・・・などなどなどf(^_^;
あまりに出来ないのでセラピストの言葉に合わせて適当なことを言ってしまうこともあって、その度に「コミットし切れてない私って本当ダメな奴だな」と思いました。
「目を瞑れない私が悪いのか」で悩んでいた頃が一番辛かったですね・・・。
「ぴったり合う感覚」が大切
でも今になって思うと、ほんの数回だけではあるけれど、ちゃんと目を瞑れたセッションもあったんですよね。
それはセッションをしてくれるセラピストさんに対して、
・ある程度付き合いが長い
・全面的に信頼している
・好き
・距離感をちゃんと測ってくれる
・私が「今だ!」という時機を迎えている
という「全て揃った感覚」がある時でした。
この「全てがぴったり整っている感覚」というのが、私にとって一番大切でした。
私は自分で思っていたよりもずっと繊細だった、ということなのです(自分で言うのも何ですが・笑)。
ずっと誰にも見せず、自分でも忘れてしまったような世界観を、心の底にしまいこんでいた。そのせいで自分で思っているよりも根深く傷ついていたのだと、今はなんとなく分かります。
目を瞑って潜在意識にアプローチするワークは、容赦無くそれを曝け出させるほどのパワーがあります。
そりゃーそれをぴったり共有してくれそうな相手じゃないと、そう簡単に見せたくないですよね。
「目を瞑りたくない」と思ったり、無理に進めると死にたくなったり過呼吸になったりするのは、仕方のないことでした。
セラピストのせいじゃなく、かと言って私のコミット不足のせいでもなくて、ただ「私がずっと守ってきた世界観のせい」だったのです。
エンパスは長期戦を覚悟しよう!
きっとエンパス仲間のあなたも、セッションで似たような体験をした経験があることでしょう。
少しでも「ぐっ→」と来られると引いてしまう
相手に「?」と思うと心を見せられない
「もう話したくない」と思う
そんな経験があるとしたら、それはそこまでして守ってきた繊細さや、独特で大切な世界観が眠っているということなのです。
この一連の経験から、私がなかなかセッションが上手く行かないエンパス仲間のあなたにお勧めたいことは、
・長期戦を覚悟する!
・自分で自分を見つけだすと決める!
・何かあったら傾聴してくれるセラピストを見つけておく!
の3つです。
あなたがずっと心の底にしまい込んでいるその世界観は、あなたが見つけてくれるのを待っています。あなた自身の足で、少しずつ少しずつ心の体力をつけて、探しにいきましょう。
その旅路を安心して歩むために、「給水所」になってくれるようなセラピストさんを見つけておくと心強いと思います。
ただ傾聴と共感をしてもらい、世界観を傷つけずに共有してもらえることが、何よりも「探し続けよう」という勇気を与えてくれます。
一気に状況をバーン!と動かすセッションを受ける準備が整うまで、セルフワークをしつつ、月1くらいで会って、心と体を整えていくと良いですね。旅の途中の「給水」や「整体」のようなものです(笑)。
私もこの3年間、傾聴のみのセッションで何度勇気をもらったか分かりません。
エンパスの自分探しはめっちゃ長期戦ではありますが、その分「これだ!」と思った時には、それまでの辛かった人生が一気にひっくり返ります。
その日を楽しみに、ちょっとずつ歩いていきましょう✨
エンパスな私のセッション記録、いかがでしたか??
同じエンパス仲間のあなたに、ちょっとでも参考になれば嬉しいです!
エンパスは少数派だけど、一人じゃないよ!