生きるのが苦しいと感じた時にセラピーを検討することが、どんどんメジャーになりつつあります。
生まれた時から生きづらい!と感じてきたエンパス気質のあなたも、どこか限界になったタイミングで、何かしらのセッションを受けたことがあるかもしれませんね。
セッションで自分らしさをブロックしている思考や感情を探り、少しずつリセットしていくと、だんだんと緩く楽に生きれるようになっていきます。1人じゃ限界があることは、ぜひセッションに頼りたいところです。
が、しかし。
エンパスにとってセッションは、「落ち込む要素」にもなり兼ねない諸刃の剣です。
セッションを受けたことのあるあなたは、こんな感覚に陥ったことはありませんか?
・いくらセッションでも目は瞑りたくない
・セラピストのエネルギーに当てられてしまった
・セラピストの言うことに「合わせて」しまった
・途中でやめたくなったけど言えなかった
・余計に疲れて帰ることになってしまった
・そう簡単に感情は出てこない
・もうこの人には話したくない
などなどなど・・・。
これは本当にありがちで、多くのエンパスさんが悩んでいることだと思います。「私が悪かったのか」と自分を責めたり、それをきっかけにセッションそのものを諦めてしまうことすらあるでしょう。
でもそれはあまりにもったいない!です。
エンパスがセッションを検討する時に大切なのは、何よりも「相性とタイミング」。この2つのポイントを抑えて、ぜひセッションを検討してみてください。
相性のいいセラピーを選ぼう!
エンパスと相性の良いセラピー
私の経験から、エンパスに一番相性が良いのは「傾聴」です。
エンパス気質を持って生まれると、「自分の言葉で喋りまくる」という経験が圧倒的に足りないまま大人になります。
周りに喋りまくる人がいて子供の頃から聞き役に徹していたり、独特の世界観を隠すため、「人に通じるか」「変な人と思われないか」という基準で言葉を選ぶ癖がつくからです。
エンパスは感情や思考のブロックを外す前に、この「自分の言葉が使えない」というブロックを外さなければなりません。
傾聴に徹してくれるセラピストで、「この人に聞いてほしい」「この人になら話せそう」と思う人を選びましょう。そしてとにかく「喋りまくる」という経験を積みながら、まずは自分に通じるための「自分の言葉」を探していきましょう。
最初は避けたいセラピー
一方で最初は避けた方が良いのは、一言で言うと「圧のあるセラピー」です。
・目を瞑って潜在意識にアクセスする
・眠っている記憶を引っ張り出す
・他人が多くいる中でのセッションをする
など、「リセットして現実を動かそうぜ!」というセッションは、エンパスにとっては「うっ・・・苦しい・・・」と感じる可能性が非常に高いです。
(セラピストとしては圧を意図している訳ではないのですが、エンパスのあなたには「圧」という言葉でイメージがつくと思います)。
こういったセッションには心の体力が要ります。
エンパスは元々外の刺激やエネルギーの動きに敏感な上、大人になった頃には疲れ果てて体力がゼロになっていることが多いので、最初から刺激の強いセッションに臨むと大変です。
体が仰け反る感じがしたり、ちょっとでも「嫌だな」と感じた時は、無理しないことです。そしてそんな自分を責めないこと。
いつか時が来るまで、じっと体力をつけましょう。
タイミングを測ろう
そもそも自分らしく生きれるようになる過程には、
心の基礎体力をつけて、
身体の体力をつけて、
頭で「よし!」と覚悟をする
というプロセスがあります。
多くのセラピーは、頭で「よし!」と覚悟をした時に大きな効果を発揮するように出来ています。
ところが多くのエンパスは心と身体の体力がゼロになっているわけで、どんなに頭で「よし!」と思っても、圧のあるセッションには耐えられなくなってしまうのです(外科手術も先に体力をつけるのと同じですね)。
心と身体の体力を取り戻すためのセッションを受けましょう。
そして体力がついて心の底から「よし!」と思った時は、存分に圧のある(?)セッションに移行したら良いのです。とにかく焦らずじわじわと続けていきましょう。
一人じゃないよ!
ちょっと前にTwitterでセッションについて呟いたら、思わぬ反響をもらったことがあります。
いくらセッションだからってなかなか感情は出てこない。頭のどこか芯の部分が冷静なことも多いと思う。特にセラピストを「分かってくれない人」と認定した場合は余計にそうなる。感情が出てこれる状態を整えるまでのメンテナンス=セッション、くらいの位置付けがいいかも。#エンパスあるある
— 外山周@エンパス修行中 (@chika_toyama) May 9, 2020
これ。目に見えるリプやリツイートは少ないのですが、なんと個人的にDMを複数(!)もらいました。
きっとセッションや自分らしさで悩むエンパスさんは、声を上げないから目立たないだけで、たくさんいるのだと思うのです。
エンパスに生まれたからにはバーンと一気に楽になることはないし、自分の力で自分の気質を認め、迎え入れていく運命です。
でもどうか、そんな運命に絶望しないでね。
みんなついてるし、みんな一緒です。
ワイワイ集まって交流することはなくても(笑)、みんな同じ気持ちで生きていると思います。
だからエンパスのみんな、一緒に頑張ろう!笑
エンパス気質が生きる時代、私たちが生きやすく笑える時代が、もうすぐそこまで来てるから。
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