文章からエネルギーを読むタイプのエンパスです。
普段は「ミスティカルシャーマンオラクルカード」
というデッキでリーディングを行っています。
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Q. 人と話すと相手の思考や感情が自分の中に移って、ほぼ完全に感覚や価値観を見失うのですが、これも徐々になくなりますか?自分を保ったまま話せるようになりますか?
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あーこれはしんどいですね( ;∀;)
自分の感覚や価値観を見失ってしまう感じって独特ですよね。
よく言われる言い方だと「相手に通じる言葉を使う」「相手が求めてる答えを言おうとする」みたいな感じだと思うんですけど、それ以上にもっとこう、「相手の世界観の中にどっぷり浸かってしまう」というか、自分が相手の世界の住人になったみたいな、透明になったみたいな感じになりますよね。
そうこうしてるうちに「あれ?私どうしたんだっけ?」ってなった時の覚束なさは、もう本当ーーーに半端なく心細く感じると思いますー。
結論からいうと、ちゃんと自分を保ったまま話せるようになりますよ!
私も以前は日常的に「相手の世界観に浸かってしまう」をやっていたのですが、今は殆どそういうことはなくなりました。
絶対にできるようになるので、そこは安心してください✨
じゃーどうすれば自分を保ったまま話せるようになるのか?というと、その鍵はどーしても言葉が握っています。
「私ってこんな人ー」
「私はこういう気持ちで生きてるのー」
「私の世界観ってこんな感じなんだー」
「私が大切にしてることはこんなことなのー」
「逆に絶対許せないことはこういうことなのー」
というような、自分の世界を形作っているものに言葉を与えていくことが大切なんです。
人に伝わるような言葉じゃなくていいんです。
誰かに分かってもらうことを想定した言葉じゃなくていいので、ただ自分自身に分かる言葉を使って、自分の感覚や世界観を表現していくと良いです。
誰にも話さなくていいし、分かってもらわなくてもいいので、ただ「私ってこんな風に思ってるんだー」「こんなことが大切なんだー」「今日はこんな気持ちなんだー」というその感覚に、1つ1つ自分だけの言葉を与えていくんですね。
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これは私がよく例え話によく使うハリポタネタなんですけど、有名なハリーポッターの小説に、「忠誠の術」という高度な魔法があるんです。
秘密を1人の人間に託す魔法です。
例えば敵から隠したい情報がある時に、その秘密を「忠誠の術」によって1人の人間に託すわけです。そうするとその託された人間が口を割らない限り、絶対にその情報は他人に漏れなくなります(ちなみに私はハリポタマニア・笑)。
今あなたが危険に晒されているとしましょう。
そんで「危険が去るまで祖父が遺した空き家に隠れる」と決めたとしたとしましょう。
この場合、友人Aさんに「危険なので祖父の遺した家に行く。住所はーー県ーー町ーー番地」みたいな情報を託して忠誠の術をかければ、Aさんから場所を教えてもらわない限り、誰もその家を見つけることができなくなるんです。
そんな状況を誰かに伝える必要が出てきたら、どんな言葉を使えばいいのでしょうかね??
もし相手が同じ魔法使いだったら話は簡単ですよね。
そのまんま「訳あって忠誠の術を使って身を隠します」って言えばいいんです。その一言だけで、術の内容もやり方も、「忠誠の術を使うほどヤバいのかよ」っていうことも、なんなら「xxx年前のあの事件で使われた術だし確かにそれが一番いいね」みたいな情報までも、一気に伝えることが出来ちゃうからです。
でも相手が魔法使いじゃなかったら、まー大変なことになりますよね( ;∀;)
(魔法から説明する…?)
(いや絶対怪しまれるよな…)
(じゃあ要点だけ伝えようか…)
(あれ?何が一番大切な情報だっけ…)
などと考え込んだ挙句、出てくる言葉が「今ちょっと都合が悪くてしばらく会えません」になったりしちゃうわけです。
これだと確かに一番の要点をちゃんと伝えてはいますけど、「危険だから忠誠の術を使って隠れ家を作る」という実態は1ミリも伝わってないですよね( ;∀;)
・・・私たちエンパスが日々日常の中でやってる会話ってのは、まぁこれと似たようなことがちょくちょく起きてるんだと思います。
そりゃー消耗するし疲れますよね。
その上本当に伝えたいことが1ミリも伝わっていないのだから、やりきれない気持ちにもなるでしょう。
きっと今まで生きてくる中で、どこかで「忠誠の術についてなんとか分かってもらいたい」と思って言葉を尽くしたこともあったのかもしれません。
でも分かってもらえなくて、「意味分かんね」「何言ってんの?」と言われるうちに、今度は「どんなに言葉を尽くしても説明することなんてできないんだ」と諦めてしまったのかもしれません。
そうしているうちに、最終的にすっかり「忠誠の術ってなんだっけ・・・?」ってなってしまった状態こそが、今の「話してるだけで相手の思考や感情が移ってくる」というしんどさを引き起こすのです。
「忠誠の術」という言葉が自分の中で力を失っている状態では、自分が伝えたい内容が分からなくなって、相手が知りたい情報を基準にして話すしかなくなってしまうからです。
だからまずは、1つでも多く「忠誠の術は私の世界では当たり前のものじゃーん!」っていう感覚を取り戻す必要があるんです。
人に分かってもらえなくてもいいんです。
ただ自分が「忠誠の術」っていう言葉に実感を持てて、楽しく堂々と「忠誠の術使うわー!うおー!」って言えればそれでいいんです。
そんな言葉を1つ1つ取り戻すうちに、だんだんと自分の世界の輪郭がハッキリしていって、「相手の世界観に浸かってしまう」ということはなくなっていきます。
言葉って本当にすごいんですよ!
しっかりと自分の言葉を与えてあげることで、その世界や概念そのものが自分に力を分けてくれるようになります。
相手に伝えたい何かがある時や、「あー今日こんなこと言えたらよかったなー」みたいな思いが湧く時は、まずはその内容に「自分だけの言葉」を与えてあげることから始めてみてはどうでしょうか。
実際相手に分かってもらえるかどうかは二の次でいいし、言葉にするまでにいっぱい時間がかかってもいいんです。
あなた自身が「そうそうこんな言葉ー!」って思えることを大切にしてみてください。
少し根気のいる作業にはなりますけど、必ず「自分を保ったまま人と話せる」に繋がっていきます♡
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