外山周です。
祝詞の響きにすごく惹かれるものがあって、よく聞いています。
特に心が乱れた時は、聞きながら深呼吸したりします(笑)。
そんな生活になって、数か月が経ちました。
今私が感じている効果と、大祓詞(おおはらえのことば)を聞く時のコツを書いておこうと思います。
大祓詞の効果は「落ち着き」
祝詞を聞いていると、不思議と気持ちが落ち着いてきます。
この落ち着きが、何と言っても1番の効果だと感じます。
科学的に考えると、姿勢を正して聞くせいで呼吸が整い、自然と腹式呼吸になっていくので自律神経が整うのでしょう。
霊的に考えれば、祝詞は1000年以上に渡って神前で唱えられてきたので、言葉じたいに何か大きな力が宿っているということのようです。
「罪を祓い、穢れ(気枯れ)を祓う」とよく言われています。
現代を生きる私たちには分からなくても、意味のないものは1000年以上も続かずに淘汰されてしまうだろうと考えれば、きっと古代の日本人には分かる意味があったのだと思えます。
聞き方のコツは「音」を聞くこと
私が祝詞を聞く時に心がけているのは、「音」をよく聞くことです。
意味をあまり考えずに、とにかく音を聞きます。
漢字で読んで意味を勉強したこともあるのですが、今はひらがなで大祓詞を書いた紙を壁に貼って、どうしても見たい時だけ見ています。
日本語の「音」に意味がある
この聞き方をするようになったきっかけは、古代の日本語には音の1つ1つに力が宿っていると知ったことです。
以前春日大社で宮司をしておられた葉室頼昭先生は、ご著書「神道 見えないものの力」の中で、日本語には力があるとくり返し書いておられます。
・日本語の「音」1つ1つに意味がある
・祝詞は神さまの言葉
・意味が分からないままでもいい
・それでも力が宿っている
・ある日ふっと分かることもある
この本を読んで以来、祝詞は音で聞くようになりました。
今の私にはまだ分からないけれど、眠れないほど気持ちがザワザワしていても落ち着くのを感じるので、きっと確かに見えない力が宿っているのだろうと感じています。
奏上する人によって「音」が違う
Youtubeで検索すると、色々な祝詞がヒットします。
奏上する方によって、ひらがなの「音」が全く違うのが分かります。
間の取り方なども違うので、好みのものを選んで聞いています。
効果を信じて聞く
私は今でこそ神道に惹かれていて、目に見えないエネルギーを信じて生活していますが、実はほんの1年前まで「そういうの胡散臭い」と思っていました。
古いものの力も信じず、言葉の力も信じずに生きていました。
今でもつい物質主義的な生き方になりがちの時もありますが、そんな時こそ「言葉の力」を信じて、1つ1つの音を聞くようにしています。
最後に:祝詞の言葉は力のかたまり
大祓詞は、現代でも神社で奏上されているオーソドックスな祝詞です。
もともとは「中臣祓詞」とも言われ、西暦645年頃から約1370年にわたって、ずっとこの古い祝詞が唱えられてきました。
日本は古来から「言霊の幸ふ国」と言われ、言葉には特別な力が宿ると信じられてきた国です。
その国の神前でずっと唱えられてきたということを考えると、そりゃ力が宿って当然だろうなと思います。
呪文のようなもので、魔力がある。
そんな風に信じて、いつも大祓を聞いています。
落ち着きたい時は、ぜひ試してみてください。
まとめ
・効果は心が落ち着くこと
・コツは意味をあまり考えず「音」を聞くこと
・言葉には力が宿っていると信じて聞くこと
追記
🔽2018/5/4、祝詞で得られる瞑想効果について、新記事で追記しました!