普段は「ミスティカルシャーマンオラクルカード」というデッキでリーディングを行っています。
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他の人にエンパスのことを説明したりしますか?私は特に何かを伝えるとき(会話でもメールでも)、どうしたら分かりやすいか、傷つける言動はないかと言葉選びに時間がかかってしまいます。その間、相手も不安だろうと思うのですが、もし対策があればお聞きしたいです。
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エンパスならではのお悩みですね( ;∀;)
「言葉選びに時間がかかる」という感覚、私も個人的にすっごくよくわかります。
特に突然話を振られたりすると、咄嗟に言葉が出てこないんですよね。頭が真っ白になったり、喉がグッと詰まるような感じを覚えたり、それに対して「やべえ」と焦ったり、まーとにかく体と心が忙しいことになっちゃいますよね。
対策としては、私の場合はもー誠実に「ちょっと待って」って言うことにしてます。
特に「私ってエンパスだからー」みたいな伝え方はしませんが、「じっくり考えたいタイプなんだよね」とか、「言葉にするのに時間がかかっちゃうんだよね」とかは伝えちゃうこともあります。特に仲良くなりたい相手には、こんな感じで開示しちゃいますね。
そんで会話だったら「ちゃんと伝えたいからちょっと待って」って言ってからその場で考えるし、メールだったらひとまず「読みました!ちゃんと考えて返信したいので待っててね!」とだけ返信して、ゆっくり言葉に下ろしてから改めてメールするようにします。
だいたいの人が普通に待ってくれます。
最初は例えば「はぁ?そんな真剣にならんでもええわ」って言われたらどうしようとか、「メール1行返してる暇があるならついでに要件も書いてこんかい」って思われたらどうしようとか思いましたけど(笑)、今は「私ってちゃんとしっかり言葉を選びたいタイプなのよねー」「相手の受け取り方は相手の領域」って思うことにしています。
「言葉を大切にしたい自分」を受け入れて、尊重することにしたんですね。
逆に「すぐ言葉が出てこないなて無能極まりない!」「社会人失格!」「出世できねぇぞ!」と自分にお尻ぺんぺんしていたのをやめた、とも言えます。
「ちゃんと答えたいからちょっと待って」と正直に言うことは、その相手に対して誠実でいられるだけでなく、自分自身に対しても優しくしているってことなんだと思います。
これができるだけでも、「言葉にできない」に関するストレスはかなり減るはずです。
ということで、私からはまず表面の対策として、この「ちょっと待って作戦」をお勧めしたいところなのです。
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ですがどうでしょうこの方法。
「その方法いいね!やってみる!」と思っていただけるなら幸いなのですが、もしかすると「ええ?そんなんアリなの?っていうか時間そのものを短縮する方法はないってこと?」っていうお気持ちが湧いておられるんじゃないかな?とも思うんですね。
特に今まで従来の組織にいた経験がある方は、「即レス」「即反応」「堂々と伝える」のスピード感がどれだけ社会で必要とされているか、嫌ってほど肌で知っておられることでしょう。
それを目指して頑張った期間が長ければ長いほど、「そんなちょっと待ってとか言ってたらやべえことになるわ」というお気持ちも湧いてくるかもしれません。
でも大丈夫です、安心してください。
時間そのものを短縮する方法もちゃんとあります!
ただ、それにはやはり長期戦が必要です。
なぜなら、根本的に「少ない時間で自分の言葉を使えるようになる」という状態を作るには、まず「そもそも何で今は言葉にするのに時間がかかっているのか?」という部分を理解していく必要があるからです。
何で言葉にするのに時間がかかっているのかと言えば、質問文に書いてくださったように「分かりやすいか」「傷つける言葉になってないか」等に意識がいっているのもあるはずですし、何より「相手が伝えて欲しいであろうこと」と「自分が思ってること&伝えたいこと」の区別を瞬時につけられていないから、という理由が多分あります。
多分というか、ほぼ確実に98%くらいの確率でそうだと思います。
言葉を選ぼうとしたその瞬間に、
・相手が私に求めてる答えは?
・それをどう伝えたら分かりやすいか?
・さらに傷つけずに伝えられるか?
・嫌な思いをさせず好意的に受けとってもらえるか?
という相手軸の計算が自動的に始まっていませんか?
ここには一見「自分が本当に言いたいことは何か?」という項目が入っていないように見えますが、私たちの心は賢いもので、実はちゃんと「ここまでなら我慢して言ってあげてもいい」「これ以上はいくらなんでも言葉にできない」というラインを作ってくれていたりします。
人間誰しも、「言いたくないことを相手のために言う」を続けてると病みます。
本当は自分の言いたいことを思いっきり言って、「私はこう思うー!」「これは無理ー!」「これは好きー!」「よろしくねー!」と正直に言い合える関係がある時に、人は喜びや嬉しさを感じます。
私たちはどうしても「私はこう思うー!」「これは無理ー!」「これは好きー!」「よろしくねー!」を抑え込んで大人になっているので、せめて取り返しがつかないことになる前に、心がちゃんと「ここまでなら言ってあげてもまぁいいか?」という項目を作ってくれてるんですね。
いわば「無意識の隠れ項目」です。
この項目全てをフルに使って、相手が求めているであろう答えを、自分の心が病まない絶妙な範囲で言葉にする、という離れ業をやってのけているわけです。
そりゃー時間がかかるのも無理ないですよね。
なので短い時間で言葉を紡げるようになるためには、
「相手が言って欲しいであろうこと」
「自分が本当に言いたいこと」
の2つを根気よく分けて、1つずつ言葉にしていく作業をすると良いです。
まずは「あー私相手が言って欲しそうなことを言おうとしてるなー」と気付けるようになること、そして次に「本当に私が言ってあげたいことって何だろー」と自分に聞いてあげられるようになること、できればそれを言葉にして書き出してあげることですね。
この地道な作業を続けていくと、ちょっとずつ言葉を紡ぐ時間も短くなっていくでしょう。
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最後に、私も「エンパス」の記事を更新し始めた頃、どう言葉にしていいのか分からなくてかなり悩んだ時期がありました。
私は独立するまで英語のコーチをずっとやっていたのですが、「英語教育の専門家として意見を求められればいくらでも滔々と話せるのに、見えない話をしてって言われたら全然言葉が出てこない」みたいなギャップに苦しんだりもしました (;∀;)
でもそれも今思えば、私が全面的に「相手の言葉」を採用して話そうとする癖があったからだってことがよく分かります。
「英語教育の専門家」としての役割に沿えればいくらでも話せるけど(相手の言葉を習得してるから)、「役割を脱いで自分の言葉を喋ってみなよ」って言われたら全然できないんですよね。自分の言葉を見つけられてなかったんです。
*この辺は1つ前の記事の「忠誠の術」の例を良かったら読んでみてください。
→ 【エンパスQ&A】人と話す時に自分を保ったまま話せるようになりますか?
でもこれも決して悪いことだったわけじゃなくて、それだけ私が私の価値観を大切に守ってきたからだし、「相手に伝わって欲しい」「そして傷ついてほしくもない」という願いを持ち続けたからで、それって共感力と強さと優しさの為せる技だったんじゃないかな?と今は思います。
言葉選びに時間がかかることこそが、あなたの大切な気質と才能の裏返しなのです。
諦めず一つずつ言葉にしていけば、いつか必ずその言葉があなたを助け、導いてくれるはずですよ♡
まずはぜひ「私が今本当に言いたいこと」を根気よく見つけていくところから、そしてできればそれを文字にして書き出してみる&自分で言ってみる作業をするところから、始めてみてはいかがでしょうか。
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