私がメール鑑定する時に愛用しているデッキ「ミスティカルシャーマンオラクルカード」を紹介します!
64枚から成るこのデッキは、1つのストーリーとして繋がっています。
この1〜64までの一連の流れをRPG風勇者の旅路に例えながら、カードの背景と、実際のリーディングではどんな時に出るカードなのかについて、1枚ずつ紹介していきます!
今日は「43. ラトル」です!
ストーリー
日照りの村に雨が降り、村人は勇者を「雨乞い師様」と呼んで、村の長老のところに勇者を連れて行きました。
長老が言うには、昔この村には精霊と交信する祈り子がいたのだそうです。長老は「雨乞い師様なら使いこなせるかもしれません」と言って、祈り子が昔使ったという呪具を勇者にくれました。
それは不思議な音の鳴る道具でした。
雨の中で呪具を鳴らして祈ると、
少し昔の村の様子が視えました。
昔の村は穏やかな様子でした。争いもなく、得意なことを分担し合って畑を作り、季節ごとに精霊に祈りを捧げる祭りを行って、目に見えない精霊と共存した生活をしていたようです。
いつしか村人は精霊を敬うことをやめて祈り子が絶え、代々引き継いできた古い知恵が失われました。そして疑心暗鬼に陥り、喧嘩ばかりするようになって畑仕事を放棄し、旅人から金品を盗むようになりました。
精霊は怒ったのです。
自分だけの目先の利益や快楽を求め、
他人を蔑ろにして争って、
精霊の意図に反してしまった時から、
精霊は協力をやめたのです。
・・・勇者は呪具の不思議な音の中で、
「慎重に力を使ってね」
という声を聞きました。
カードの意味と背景
ラトルはマラカスのような、振ると音のなる楽器です。ただの楽器ではなく、儀式で精霊と交信する時に使う呪具なのですね。
私たちは「自分の夢を実現させたい」と願う時、それが本当に精霊の意図に沿うものであるよう意識することを求められます。
自分だけ利益を追い求めて人を傷つけるのではなく、せっかくなら自分の願いを実現させることによって、周りの人にとっても利益をもたらし、地球の未来をより良くしていきたいものですよね。
「自分勝手になってはだめ」
「近視眼的になってはだめ」
「より大きな善のために力を使おう」
ということなのです。
私たちがそう意図し続け、そのために精霊と交信することをやめない限り、目に見えない存在は私たちに味方をしてくれます。
このカードを引くのはこんな時
このカードは、私のリーディングでは発信を躊躇している時によく出てくる1枚です。
ブログを始めたいけど勇気が出ない
自分の気持ちを正直に伝えられない
何をしたらいいか分からない
本当の自分らしさって何だろう?
・・・みたいな時ですね。
総じて本来とても大きな影響力を持っている人に良く出てきます。
このカードが出る時、勇気を出して自分を表現したり、積極的に情報発信をすることは吉と出ます。自分の目に映る世界を発信すると良いです。多くの人と繋がりが生まれ、その先に望む未来を引き寄せていくでしょう。
しかしその時に注意しなくてはいけないのは、
「自分の影響力を侮らない」ということです。
どんな発信でも、必ず誰かが見ています。
必ずどこかで誰かに影響を与えています。
人に勇気を与える発信であれば良いですが、発信そのものににネガティブなエネルギーや奪う波動を乗せてしまうと、相手に良くない影響を与えることになります。
その点もしっかり自覚した上で、
勇気を出して自分を表現しましょう。
それが精霊の意に沿ったものならば、必ず目に見えるフィードバックとなって、巡り巡ってあなたを勇気付けるでしょう✨
次回:44. 犠牲
最初から読む:1. いにしえ人
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