私がメール鑑定する時に愛用しているデッキ「ミスティカルシャーマンオラクルカード」を紹介します!
64枚から成るこのデッキは、1つのストーリーとして繋がっています。
この1〜64までの一連の流れをRPG風勇者の旅路に例えながら、カードの背景と、実際のリーディングではどんな時に出るカードなのかについて、1枚ずつ紹介していきます!
今日は「15. 太鼓」です!
ストーリー
呪いに触れた勇者はそのまま谷底を進み、最奥で谷底の民に出会いました。
「よく最奥までたどり着きましたね」
と谷底の民は言いました。
「ここは呪いに触れる場所です」と谷底の民は説明しました。
「呪いに触れ、封印していた力に触れ、それをお空から預かった力として受け入れて、今世この肉体で使っていくと決めなくてはならない。・・・ここは、その決意を試すための場所です。」
その説明を聞いて、勇者は先ほどまさにお試しを通過したのだと知りました。
谷底の民は勇者を歓迎し、夜に祭りを開きました。
谷の隙間から細長く見える星空に、
うっすらと届く月明かりがある夜でした。
真ん中に火を焚いて、一人が太鼓を叩き始めました。
勇者は火を見つめ、太鼓の音を聞いて瞑想しました。やがて身体を動かさずにはいられなくなり、立ち上がって地面を踏みしめ、太鼓の音に合わせて足をドンドンと鳴らしました。
そして身体で知りました。
身体は勝手に動くのだ、と。
「呪い」と「力」は表裏一体で、両方をお空から預かってきている。ならばどんなに怖くても勇気を出して、この肉体で力を使っていかなければならないのです。
太鼓の音に合わせて体が勝手に動くことを受け入れながら、勇気が湧いてくるのを感じていました。
カードの意味と背景
太鼓のリズムはお空と調和するためのもの。同時に肉体を持って生きる私たち自身を鼓舞し、行動を促すものでもあります。
現代でも年明けになると、お寺で「奉納太鼓」が叩かれます。これは神様に太鼓を奉納するのと同時に、私たちを元気付けてくれるものでもありますね。
昔からの盆踊りでも中央で太鼓が叩かれて、周りをみんなで踊りますよね。これも「調和」を作る作用があります。
太鼓の音と調和して体を動かすと瞑想効果があって、空からインスピレーションが降ってくる。それと同時に私たちのエネルギーも空に昇っているわけです。
つまり「お空と繋がること」と「地に足をつけること」、両方を同時に促してくるのが太鼓のリズムなんですね。
このカードの「太鼓」も同じように、宇宙と調和し、自分の体の感覚を信じ、勇気を鼓舞し、「よし!次はあれをやっちゃうぞー!」と決意を新たにする、というようなな意味があります。
このカードを引くのはこんな時
このカードが出る時は、「雨が降りそうで雨が降らない」みたいな気持ち悪さというか、「動きそうで動き出さない」「もうすぐだと思うんだけどな…モヤモヤモヤ…」という現実が広がっているかもしれません。
正位置:勇気を出してやってみよー!
逆位置:勇気を出してやめてしまえ
というイメージで捉えます。
正位置で出る時は、「やってみないと分からへんでー!」と言われています。元気を出して、とりあえず盆踊りの中に入ってみる!踊ってたら何かいい案が浮かぶかもよ!?みたいな(笑)、明るい感じをイメージしてみてください。
やりたいことがあるなら、思い切って勇気を出してみましょう。結果は二の次三の次で良く、敢えて不安に思い過ぎないようにするのがポイントです。
逆位置で出る時は、「本当にそのリズムでいいんですかね?」と問われていると思ってみましょう( ;∀;)
いやほら、盆踊りにもいろんな曲があるでしょ。太鼓のリズムも地域によって全然違ったりするでしょ。身体が合わないリズムなら、無理してそこにいなくてもいいんじゃないの?・・・ということです。
どちらにしても、あくまでも体の感覚を信じるのは大切です。
このカードを引く時は、身体の感覚によく意識を向けるようにすると良いでしょう。
もし特定の場所や出来事で体が硬直したり、心臓が不自然にバクバクしてくるようなら、それは合わないリズムに無理やり乗ろうとしている証拠なのです。逆に「みなぎってくるう!」と思える場所を探して良いのですよ☺️
このカードを引く人は、「体の感覚を信じて行動できる人」です。
最終的には周囲の人にインスピレーションを与え、自分の人生のみならず、多くの人に影響を与えていくことになるでしょう。自分の力を信じて、今の第一歩を踏み出しましょう!
次回:16. 鷹
最初から読む:1. いにしえ人
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