外山周です。
実はこの1年、とても悩んでいたことがありました。
「お金のことを考えると不安で仕方ない」
「かと言って何も行動する力が湧いてこない」
「何も論理的に考えられない」
など、とにかく体にも心にも力が入らなくて動けない、そんな1年ちょっとを過ごしてきました。
あなたも同じようなしんどさを抱えていませんか??
実はこれ、全て「男性性」に起因するらしいって知っていましたか?
力、成功、実現、論理的思考。
こういった力を発揮するはずの「男性性」が健全に発揮できないと、行動が出来なくて立ち止まっているような感覚になったり、お金に不安を抱えたりするのだそうです。
そして、それがどこから来るかと言えば。
生まれて初めて出会う身近な男性=父親、なのだそうですorz
つまり父親との間に健全な愛情が形成されていないと、何かしら大人になってから「社会での生きづらさ」を感じてしまうということですね。
私も父とのわだかまりを、今頑張って消化している最中です。
今日は、そんな途中経過のお話。
父にもらった「武器」の数々
実用的なものを買う
父のことを考える時、度々思い出す記憶があります。
父と2人でアイスを食べに行った帰り、たまたま文房具屋で見つけたキティーちゃんの鉛筆が欲しくなった時のことです。
・・・多分、小学校に入ったばかりの頃だったと思います。
何と答えたかは忘れてしまいましたが、その後買ってもらっても全く喜べなかったこと、その後机に置かれた鉛筆を見るたび、
「勉強してない!」
という焦りと罪悪感を覚えたことは覚えています。
女みたいにならない
小さい頃、私は母よりも父の方が好きでした。
それは今思えば父がどうこうと言うよりも、単純に母と一緒にいる方が居心地が悪くて嫌だったからです。
感情型の母が苦手だったから、結果として父の方が好きでした。
そんな父に昔から言われていたことがあります。
・・・。
「女みたい」というのは、祖母や母を指して使っていた言葉です。
感情優先で理論が通用せず、頭に思い浮かんだことを次々ポンポン喋ってしまい、こちらの話は聞いていない。
私も祖母や母のそういうところが苦手だったし、何より大好きな父に言われたことだったから、父みたいになれるように努力をしました。
きちんと筋道立てて話せるように
感情的にならないように
実力がつくように
父が「お前は父さんに似てる」って嬉しそうに言うから、それが私も嬉しくて頑張りました。
そしていつしか口に出さないまでも、私も父と一緒に「これだから女は」と思うようになっていったのだと思います。
それよりも言いたい「お父さんあのね」
私は、ずっと父のことが大好きでした。
ここまで書いてきたような記憶も、今まではむしろ笑い話として、いい話として捉えていました。
でも自分の心と向き合うにつれて、本当は笑い話じゃなくて、私は傷ついていたんだって分かったのです。
私は本当は、父にただ話を聞いて欲しかったんだなって。
論理的じゃない、ただの何ともない私の話に耳を傾けて欲しかったんだなって、今は思います。
私、キティーちゃんの鉛筆が欲しかったよ。
ただ白とピンクが可愛かったから。
うつ病で実家に帰った時、「お前は病気じゃない」って言われた時悲しかったよ。
こんな子供みたいな「お父さんあのね」が、最近心の奥底からバシバシ湧き上がってきます・・・。
あのね、
私お父さんのこと大好きだよ。
だから本当は、どんな私でも愛して欲しかったよ。
「女みたいな喋り方」でも
近くのものしか見えなくても
一度言ったことをやり通せなくても
・・・お父さんに似てなかったとしても
それでも「父さんはお前が大好きだよ」って、「何があっても守ってあげるからね」って言って欲しかったよ。
本当は弱音を吐きたくて吐きたくて仕方なかった。ただ「助けて」って言いたかったんですよね。
そして父に対する恨みを言葉にし尽くすと、今度はこうなります。
私、お父さんに認めて欲しくてめっちゃ頑張ったけどさー、実はめっちゃ弱い子だったわ!
実はすっごい女々しいし、よく泣くし怒るし、ほんと「女みたいな」感情ばっかりだよ!
ごめんね!(テヘペロ)
お父さんが思うほど、お父さんはきっと強くないし賢くないし優しくないとけど(笑)、でもそれでも大好きだよ。
若くてカッコイイ自慢の父だけど、でも若くなくてもカッコ良くなくても大事なパパだよ。ありがとう。
・・・( ;∀;)
長い時間をかけて、ここまで父への気持ちを言葉にしました。正直ここまで書ききるまでになんども泣きました(笑)。
実際に父に伝えられる日が来るかなぁ。
「お父さんあのね」の効果
効果は、えーと、まぁ多少スッキリはします。
その他の効果は、まだ未知数ですね。
私の場合、
・自分が男になりたいと思って生きてきた
・その理由には父があった(大好きなのに)
・その父に対して思っていること
・本当の私は多分女々しい
という、今までの自分の生き方が根底からひっくり返るようなことを再解釈しているので、おそらく生き方そのものが変わってしまうのかもしれません。
抵抗も防衛も起きるけれど、ここまできたら引き返せない(笑)。
「お父さんあのね」療法、気が向いたらぜひ試してみてください。