外山周です!
「リメンバーミー」、さっそく見に行ってきました!
今回はディズニーの新作ということで一緒に行ってくれる友人が見つからず、私も「アナ雪が同時上映だし、まぁ見ておくか」と軽い気持ちで映画館に足を運びました。
(私はアナ雪の大ファンなのです・笑。)
が、いい意味で期待を裏切られました!
歌あり笑いあり、涙ありで、感情を揺さぶるシーンが随所に散りばめられています。
終盤のシーンなどは特に、リアルに息がつまるくらい泣きました(笑)。
子供向けアニメと侮ることなかれ、です。
個人的な見どころについて、熱く語ってみたいと思います!
出来るだけネタばれなしで書きます!・・・できるだけ。
字幕が無難で秀逸!
リメンバーミーの舞台はメキシコです。
私は字幕版を見たのですが、英語の中にスペイン語の単語とスペイン語訛りの発音が混じっていました。
それをカタカナと漢字で見事に表現しきった日本語字幕で、思わず「うーむ」と感心してしまいました。
最後に翻訳者をチェックしたら、石田泰子さんという方の字幕でした。
グレイテスト・ショーマンと同じ方です。
(※グレイテスト・ショーマン「This Is Me」の字幕が秀逸すぎる)
グレイテスト・ショーマンの字幕が「おおお!すげー!」と鳥肌が立つ感覚だとすると、今回は「うーむ。さすが」と唸りたくなるような秀逸さです。
字幕に興味がある方は、ぜひ併せて見てみてください。
「リメンバー・ミー」は感性の1曲!
私は映画を見るときに、いつも英語を聞きながら字幕を見ています。
でも今回の作品は、字幕に注意を向けていれたのは序盤を過ぎるまででした。
息もつけないストーリー展開で、
「おおー!マジかー!良かったー!」
とウルウルしたかと思ったら次は
「えーーー!そうきたかー!なんてこったー!」
とプンプンし、さらに
「よかった。うっうっ(泣)」
と感情に直接揺さぶりをかけてくるので、もう字幕どころじゃありませんでした。
特に終盤に2回聞ける代表楽曲の「リメンバー・ミー」は、字幕じゃなく音と感性で聞いてほしい一曲です。
家族を思う愛情が、これでもかってくらいに詰められた曲だと感じます。
作品全体に流れる「愛情」(ややネタバレあり)
映画の前宣伝にもある通り、ミゲルは音楽を禁止された家庭で育ちます。
「No Music!」が合言葉になった家。
ミゲルのひぃひぃおじいちゃんが音楽の夢を追いかけ、家族を捨てたことから、奥さんは女手一つで子供を育てることになりました。
夢を追った旦那さんを憎み続けるために、家族や子孫に「No Music!」を強いる必要があったのです。
どうして奥さんは、「離れていてもきっと私たちを思ってくれている」って信じなかったのかな?
そう思って信じる方が、つらかったのでしょうか…。
憎むべき対象を作ってずーっと憎んだ方が、楽だったのでしょうか…。
憎しみと愛情は背中合わせと言いますが、愛情が深すぎて憎むしかなかったのかもしれません。
そう思うと、より一層「No Music!」が切なく聞こえてしまうのです。
ミゲルが迷い込む死者の世界にも、しっかりと愛情が流れています。
ガイコツのヘンリーの悲しい一生と、悲しい死後生(?)と、思いが通じるシーンは涙なしには見れません。
同時上映は「アナと雪の女王」
リメンバーミーの本編に入る前に、同時上映は「アナと雪の女王」の新作です。
オラフがエルサとアナのためにプチ冒険に出るストーリーです。
エルサが歌う「When We’re together」は本当に素敵な歌です。
映画ではエルサの魔法のシーンがとても綺麗で、アナ雪ファンとしても大満足でした!
テーマは「愛」
2作品とも、どちらも家族愛をテーマにした作品だと感じました。
どんな人にもご先祖様がいて、家族に愛されているんだと思い出させてくれます。
ミゲルの家族の「No Music!」はミゲルに辛い思いをさせたけれど、実は深い愛情が歪んでしまった結果でした。
それをまっすぐな温かい形に戻していくことこそ、現代を生きる私たちに課された使命なのかもしれません。
ひと言でいうと「最高」
・・・なんて深いことまで考えつつ(笑)。
本当の感想は「リメンバー・ミーの歌めっちゃ良かった!」のひと言に尽きます。
家に帰ってから歌詞を調べ直してずーっと歌っていたら、「そんなに気に入るなんて珍しいね!」と言われました!
そのくらい最高、ということで。
感性を揺さぶりたい方、ぜひ見てみてください!