私がメール鑑定する時に愛用しているデッキ「ミスティカルシャーマンオラクルカード」を紹介します!
64枚から成るこのデッキは、1つのストーリーとして繋がっています。
この1〜64までの一連の流れをRPG風勇者の旅路に例えながら、カードの背景と、実際のリーディングではどんな時に出るカードなのかについて、1枚ずつ紹介していきます!
今日は「23. 無償のギフト」です!
ストーリー
踊りが終わり白い影が消えた後、シャーマンが勇者のところにやってきて、「気力が満ちていますね」と言いました。先祖との繋がりを感じたことで、勇者の魔力はまた上がっていたのです。
「力が身体に満ちているのが分かりますか」
「その力は、身体があるから使えるものです。
あなたが生まれる時に預かった力なのだから、
あなたの肉体があるうちは、
無償で世界のために使う義務があるのですよ。」
「それが分かりますか?」
とシャーマンが言いました。
勇者は「はい、分かります」と答えました。
勇者は改めて、自分の魔力を驕ることがあってはならないと心に刻みました。この力は預かりもので、先祖から受け継いだ肉体があるからこそ使える大切なものなのです。
だからこそ、単に目の前の人のために魔法を使っていい気分になるのではなく、その人のより良い人生のため、そしてより良い世界を作るために、魔法を使っていかなくてはと思いました。
大いなる繋がりの元、
それぞれが預かった力がある。
それを無償で交換していくことが大切なのだと知ったのでした。
カードの意味と背景
この「無償のギフト」のカードは、空の大いなるものに向かって自分のエネルギーを捧げている絵が描かれていますね。
・・・現代の社会では「弱点を克服しよう」という考え方が主流で、つい減点方式で「あれが足りない」「この能力がない」と捉えがちですが、私たちには必ず生まれつき預かったギフトがあります。
それはどんなに落ち込んでも諦めきれず続けてしまうものだったり、時間を忘れて没頭してしまうものだったり、苦労しなくても人並み以上に出来てしまうものだったりするかもしれません。
私たちが持って生まれた才能は、
全てお空からのお預かりもの。
それをしっかり認識し、特定の相手や結果への執着を持たず、見返りを求めず、世のため人のために使わなくていくことができたなら、それが世界をより良くすると決まっています。
お預かりした才能に感謝し、
それを愛を持って人のために使うと決めて、
今自分が無償で提供できるギフトは何か、
自分にしっかり問いかけましょう。
私たち自身に無償で提供できるギフトが預けられているように、周りの人たちにもまたギフトが預けられています。それを受けとる時には、遠慮なく感謝をして受け取りましょう。
「受け取ること=与えること」でもあるのですから。
このカードを引くのはこんな時
このカードは、「今一度生まれ持ったギフト(力)」に目を向けてみよう!と促されている時に出やすい1枚です。
正位置:世界のために力を使う♡
逆位置:自分のために力を使っていないか?
というイメージで捉えてみてください。
正位置で出る時は、「さあ預かった才能を与え受け取る=循環させる準備が整っていますよ!」と励まされています。もし「これでいいのかしら?」と悩んでいる現実があるなら、思い切って自信を持って、世のため人のために力を使うと意識してみると良いでしょう。
逆位置で出る時はその逆で、「循環を止めていないか?」と警告されています。
・与え過ぎていないか?
・無理し過ぎていないか?
・見返りに何かを望んでいないか?
・相手に依存して or 依存されてないか?
・自分で自分に愛情を注げているか?
・本当の自分からかけ離れた人格を演じていないか?
などなど、まずは自分自身をきちんと大切にできているか、人と世界を大切にできているかを見返してみましょう。
・・・この「無償のギフト」のカードは、圧倒的に逆位置で出やすい1枚です。
私たちはつい、「愛されるため、受け入れられるため、攻撃されないために無理して相手の希望を叶える」という生存戦略を取りがちです。今までそんな時代が長く続いてきましたからね・・・。
「無償のギフト」を交換し合って生きていくということは、与え合い分かち合って、ともに繁栄することです。
それができる自分になるために、
まず自分をしっかり労わり、
愛してあげましょう。
疲れて何もやる気が出ない時期があっても大丈夫です。どんな人にでも必ず「無償のギフト」は眠っていて、目を覚ます時を待っています。しばらくゆっくり休んだら、必ずギフトを見つける日がやってきますよ😌
このカードを引く人は、「無償の交換が出来る人」です。
次回:24. 天空のハート
最初から読む:1. いにしえ人
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