私がメール鑑定する時に愛用しているデッキ「ミスティカルシャーマンオラクルカード」を紹介します!
64枚から成るこのデッキは、1つのストーリーとして繋がっています。
この1〜64までの一連の流れをRPG風勇者の旅路に例えながら、カードの背景と、実際のリーディングではどんな時に出るカードなのかについて、1枚ずつ紹介していきます!
今日は「11. 評議会」です!
ストーリー
たくさんお礼を受け取った勇者は、そのまま一晩村に泊めてもらうことにしました。
その夜、勇者は夢を見ました。
いつの間にか夢で白い空間の中にいて、そこには老人と、羽をたくさんつけた人、他にもう何人かいて、勇者もその中に入って輪になって座っていたのでした。
老人が「まずは勇者よ、今までの旅について話してみよ」と言いました。
勇者が今まであったことを順に話し、最後に「でも本当は何度もやめたいと思ったし、魔力もいらないと思いました」と正直に話し終えるところまで、全員が笑ったり遮ったりせず話を聞いてくれました。
そして1人ずつ、
「まあ自信がないのは分かる」
「でも旅は上手くいっているようだ」
「正しい道を進んでいるから大丈夫だ」
「本当は旅をしたくて旅を続けているのだろう」
と話してくれました。
・・・輪になって座っていた人たちが全員の意見を言い終わる頃、勇者は胸がじんわり熱くなっているのを感じていました。
目が覚めた時も、胸は熱いままでした。
勇者は胸に手を当てて、そこにあの輪に座っていた人たちの存在を感じました。これからも迷った時には自分の中にあの人たちがいてくれて、いつでも適切な声を届けてくれるのだと思えました。
カードの意味と背景
このカードの「評議会」とは、自分を超えた人類の英知のことです。
光の存在
人類の集合意識
お空
宇宙
大いなるもの
言葉は何でも良いのですが、自分の中に実は常にあって、でも目に見えない故に繋がることを忘れている大きな存在があるのですね。
ネイティブアメリカンの「評議会」は、関係者や長、シャーマン達がみなで輪になって座り、1人ずつの話にしっかりと耳を傾けて話し合う場だったそうです。
「議論」や「説得」を行う場所ではなく、ただそれぞれの立場の人が平等に集まり、平等に意見を言い合う場所だったのです。
・・・現代の社会では残念ながらそういう機会が少なくなってしまいましたが、私たち自身の中にはいつだって「評議会」があって、色んな立場の自分、色んなパーツの自分がそれぞれ意見を聞かせてくれます。
平等に耳を傾けましょう。
頭のお喋りに邪魔されることのないように。
今までの行動や考えを思い返し、真摯に説明しようと試みるならば、私たちの中の「評議会」が必ず意見を与えてくれます。
道に迷うことがあっても、それもまた旅の途中である証拠。内側の「評議会」の声に耳を傾け、次の行動を決めれば良いだけなのです。
このカードを引くのはこんな時
このカードが出る時は、一度ここまでのサイクルを振り返り、それが本当に正しい道だったのか、ポジティブに内なる評議会にかけましょうと促されています。
正位置:全会一致の応援♡
逆位置:全力のツッコミ!荒療治!
みたいなイメージで捉えましょう(笑)。
正位置で出る時は「いやーよく頑張ったねー!次のサイクルも頑張ろうねー!」と言われている時です。またすぐに次の物事が上手く動き出すでしょう。ゆっくりのんびりしつつ、コンディションを整えておくと良いですね。自分の内側の声、体の意見、インスピレーションを信じられるようにしておきましょう。
逆位置で出る時はその逆の時、つまり頭の声が大きすぎたり、社会の常識や他人の目線に振り回されたりして、本来の自分の声が全く聴こえていない!という状況を警告されます。
・不安が強くなりすぎている
・他人の出方を伺っている
・傷つくのが怖くて決断できない
・やりたくないことを「やりたい」と思っている
みたいな時です。こういう時期は現実がそのまま自分の内面を映し出すので、親しい人にちょっと「どうせ無理だよ」「あんたなんか大したことない」的なことを言われてしまうなど、少ししょんぼりすることが起きているかもしれません。
・・・幸せな時も怖い時も、1つのサイクルが終わる時が来たら、胸に手を当てて自分に問いかけてみましょう。
この道で本当にいいかな?
本当にこれでよかったかな?
今までの経験は実を結んでいるかな?
次のサイクルに何を持っていけるかな?
と問いを立てると良いでしょう。
このカードを引く人は、自分の内側にアクセスし、深い英知を頼れる人です😌
次回:12. コヨーテ
最初から読む:1. いにしえ人
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