LPL第2講を受けてきました〜!ひひひ。
LPLは、私の師匠の師匠である岡部明美さん(明美ちゃん)が主催している、セラピスト養成講座です。第1講から、私はこの怪しさ満点の世界にすっかり魅せられています(笑)。
さて。第1講の時は次の日にパァーッと視界が拓けたように感じましたが、今回は真逆。まるで遅効性のお薬のように、じわじわとボディーブローのように効いている感じがします。
今回は「親との関係を見つめ直す」回でしたが、意外にも私の場合、姉との関係を見つめ直す機会となりました。個人的な話になりますが、その記録を書いておこうと思います。
横に兄弟がいるって心強い
なぜ姉との関係を見つめ直すことになったのかと言えば、公開セッションでクライアント役になった人の「妹役」に指名していただいたのがきっかけでした。
30数名の参加者全員の前で行われる公開セッション(通称「大まな板」)。
クライアントになった人は、父、母、兄弟など、原家族のメンバーを選びます。参加者の中から1番似ている人を選んでいくのです。
そしてそれぞれの位置関係を感覚で選んで、立って、動いて…というように、体感覚で家族のあり方を表現し、セッションを進めていきます。
そんな中、妹役に選ばれてクライアントさんの横に立った時、私は「横に兄弟がいるって心強い」と感じました。
すごく、すごーーーく心強かった。
1人じゃないんだって思えたのです。
実際は「兄弟不在」の家庭だった
実際のところ私は姉が1人いますが、姉とは家庭の事情で別々に育ちました。離れたのは確か、私5歳、姉13歳だかの頃。
ほとんど記憶がない上に、長い間家族の中でタブー視されていました。今までどんなカウンセリングやセラピーでも、あまりこの話をしたことがありません。
と思っていました。
姉だけがかわいそう。私は幸せ。
そんな風に、ずっと思い込んでいたのです。
「お姉ちゃん大嫌い!」
この思い込みが外れたのは、21歳で鬱病になり、カウンセリングを受け始めた後のことでした。
「お姉さんは少なくともお友達と遊んだり、お洒落をしたり、そんな自己表現が出来ていたんじゃない?あなたはどうだった?」
と当時のカウンセラーに聞かれた時の衝撃といったら、そりゃーもう大変なものがありました。
確かに姉の話には、今でも交流のある仲間として普通に「中学の友達」や「高校の友達」が登場し、姉が住んでいた家の子供達と「兄弟のように過ごした」という思い出エピソードをたくさん聞かせてくれます。
かたや私ときたら。
ずっと過干渉な両親のもとで勉強ばっかりやってきたので、思い出話を出来る昔の友達なんて1人もいないし、ついでに姉と「兄弟のように」過ごした記憶もありません。
それでも姉は「お前が羨ましい」という。
そう言われる度に、
と思っていました(口には出さない)笑。
というか、もっと昔から嫌いでした。姉が親戚の家から帰ってくると、それまで私が必死に保っていた家族の均衡が崩れるからです。あー辛い。
これに気付いてからのここ10年、どうも姉と仲良く出来なくて、仲良くしたいのに会うとぐったり疲れ果てる…というようなことが続いていました。
「お姉ちゃん大好き」
今回クライアントさんの「妹役」として隣に立ち、「隣に兄弟がいるって心強い」と感じたことで、ふと感じたことがあります。
それは、「お姉ちゃん大好き」な自分でした。
5歳で姉と離れ離れになる前、まだ一緒に住んでいた頃、私はお姉ちゃんが大好きだったんじゃないだろうか…。
そう思ったら、いくつかの記憶がぱーっと浮かんできました。
保育園にお姉ちゃんが迎えに来てくれたのが嬉しくて、得意になって「お姉ちゃんと帰ります、さよーなら!」と言い、先生が「よかったね」と言ってくれたこと。
階段で泣いているお姉ちゃんが可哀想で、早く元気になって欲しいと思ったこと。
「お姉ちゃんの部屋で寝る!」と言って絵本を何冊も持ち込んで山盛りにして、それを「全部読んであげる」と姉が言ってくれたこと。
・・・。
あー私、お姉ちゃん大好きだったんだ。
ちゃんと一緒に住んでた頃の記憶が残ってる。
そう思ったら泣けてきて、公開セッション終了後、トイレでこっそり泣きましたとさ(笑)。
多分お姉ちゃんがいなくなった時、5歳の私はすごーく寂しくて、悲しかったんじゃないのかな。でもそれを感じたままだったら、きっと生きていけないから封印してしまったんだなーと思います。
プロセスは全て完璧
姉との記憶がいくつか蘇ったからと言って、今すぐ姉に違う接し方が出来るだろうか…?と言われるとちょっと微妙ですが(笑)、きっと徐々に変わっていくことでしょう。
実は今まで姉と同い年くらいの女性に、謎の苦手意識がありました。こちらはすぐにでも無くなりそうな気がします。
で、私事ですが明日からアメリカに「ビリーフリセットの旅」に出かけて来ます!
中退した大学を訪ねてみようというミッションなのですが、そー言えば姉が1度、わざわざアメリカまで大学を見に来てくれたことがあったのよね…。
その時どんな話をしたのかさーっぱり忘れてしまいましたが、姉との思い出を振り返ることも含めて、きっと意義のある旅になるんだろうという気がします。
LPL第2講についてはまだまだ感想があるので、また続編を書きたいと思います!
それにしてもすげー講座ですわ…。
というわけで、レポート第一弾でした!