私がメール鑑定する時に愛用しているデッキ「ミスティカルシャーマンオラクルカード」を紹介します!
64枚から成るこのデッキは、1つのストーリーとして繋がっています。
この1〜64までの一連の流れをRPG風勇者の旅路に例えながら、カードの背景と、実際のリーディングではどんな時に出るカードなのかについて、1枚ずつ紹介していきます!
今日は「53. 太陽」です!
ストーリー
勇者は夕日をぼけーっと眺めながら、いつの間にか眠っていたようです。
目が覚めた時には太陽はだいぶ高くなっていて、勇者はその優しい陽の光の中で思いっきり大きく伸びをしました。
あれほど強く発していた攻撃的な魔力は、既に表面からは消えていました。しかし表面に出ていなくても、自分の奥に「強さ」という形で残っていることもも、今の勇者にはちゃんと分かっていました。
勇者は村に戻り、長老に謝りました。
そして「これでお別れです」と告げました。
・・・勇者は旅に戻ることにしたのです。
太陽の光に後押しされるように、自然と「外に向けて動こう」と思えたのでした。
長老は泣きながら勇者の手を取って、言葉少なに「いつでも帰ってきてくだされ」と言ってくれました。
・・・今までのように義務感で旅をするのではなく、旅が自分の運命だからと受け入れるのでもなくて、今の勇者にとって、やっとただ「先の旅路が楽しみだ」という気持ちを味わっていました。
カードの意味と背景
太陽は全ての光の源です。
私たち人間も太陽がないと生きていけないので、大昔から太陽は信仰の対象とされ、「太陽神」として祀られてきました。
・太陽=光=男性性
・月=闇=女性性
という二元性の象徴の一つでもあります。
太陽は命に大きな影響を持つ存在であり、命を育み、元気付け、後押しして活力を与えてくれます。
このカードが出る時は、「さあいい季節になったよー!外に出て思い切り楽しもう!」と誘われている時です。
ワクワクを大切に、やりたいことや好きなことをやって楽しみましょう。
ただ太陽は永遠に空にある訳ではなく、1日の半分は夜ですね。
私たちは太陽がないと生きていけませんが、夜暗い中で眠れるからこそ太陽の下に飛び出していけます。それも併せてイメージしてみるといいですね。
ちなみに日本の神話における太陽神は女性です(天照大御神)。これも結構深い話なんですが、日本神話の話はいずれまた。
このカードを引くのはこんな時
この「太陽」のカードは、私のリーディングではもう圧倒的に逆位置で出やすい1枚です。
私の解釈を一言で表すと、
正位置:春でお花見の季節♡
逆位置:真夏の炎天下で熱中症注意
みたいな感じで捉えます(笑)。
正位置で出る時は優しく外へと促してくれるイメージですが、逆位置だと頑張りすぎ&動き過ぎたことによる消耗を表します。心をどこかに置き去りにしてしまっていて、内観できないまま動き続けていることを警告されているわけです。
・働き過ぎ
・体調を無視し過ぎ
・考えすぎ
・分析し過ぎ
・知識だけを求め過ぎ
・自己犠牲して尽くし過ぎ
などなど、実際の行動のみを示すものではなくて、要は「自分の心から目を逸らして別のことに力を入れ過ぎている」ということです。
・・・個人的に、この「太陽の逆位置」は一番扱いに注意がいると感じます(もっとハッキリ言えば扱いづらいです・笑)。
「動く」が癖になってしまうと、消耗から回復するよりも「動きながらやり過ごす」を選ぶことが多いものです。そうする方が楽な場合があるからです。
「消耗しないように止まって休もう」「ちゃんと自分に目を向けよう」が苦しいと感じるならば、「とりあえず炎天下では帽子と塩と水を忘れずに!」みたいなイメージで捉えてみるのも良いでしょう。
次回:54. スウェットロッジ
最初から読む:1. いにしえ人
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