私がメール鑑定する時に愛用しているデッキ「ミスティカルシャーマンオラクルカード」を紹介します!
64枚から成るこのデッキは、1つのストーリーとして繋がっています。
この1〜64までの一連の流れをRPG風勇者の旅路に例えながら、カードの背景と、実際のリーディングではどんな時に出るカードなのかについて、1枚ずつ紹介していきます!
今日は「8. 円環」です!
ストーリー
走り出した子どもを追いかけて、勇者は川辺につきました。
そこには何人か他の子どもたちがいて、
勇者たちと違う肌の色をしていて、
勇者の知らない言葉を話していました。
勇者はつい身構えましたが、一緒に走ってきた子どもは普通に「おーい!僕も入れてー!」と言って、あっという間に違う民族の子どもたちの中に入って行きました。
みんなで一緒に遊ぶ様子があまりに自然で、もしかして言葉が通じているのだろうか?と思ったほどでした。
帰り道、勇者が子どもに「あの子達が喋ってた言葉を知ってたの?」と聞いてみると、その子は当たり前のように「ううん、知らないよ?」と答えました。まるでそれがどうした?」とでも言いたげでした。
言葉を知らなくてもみんな友だちで、
川は今日も流れていて、
植物が生えていて、
石があって、
空が青くて。
この広い世界で、見た目が違ってもみんな繋がっていて、言語が違っても通じ合うことができるということを、子どもはみんな知っているようです。
カードの意味と背景
カードの中には円が描かれていて、その円上に4色の手形があります。白、黒、赤、青の手形です。人種を超えて、言語を超えて、思想を超えて、本来私たちは円上に繋がっています。
人間だけでなく、動物も植物も、土も石も、海も川も、大地も天も、先祖も子孫も、宇宙全てが繋がっていて、円を描いて輪を作っているのです。
私たちは決して分離された1人ではなく、
大いなるご縁の一部として、
肉体を授かり、
この世に生まれてきます。
肉体があるからこそ分離を経験し、その上で輪の一員であることを思い出していける。それを思い出す経験をするために、この地球上に生まれてきます。
ご縁を大切にしましょう。
人との関係も、
人以外との関係も。
希望を持って最後まで生きましょう。
私たちはみな、円を共にする仲間。
自分らしい生き方は、縁を通して送られてきます。
このカードを引くのはこんな時
このカードは逆位置で出やすい1枚です。本質的に「人と直感で繋がりたい」「エネルギーで分かり合いたい」という人が、現実の建前や常識のある付き合いに振り回されて「もう人間関係に疲れたよ…」となっている時に出てきやすいです。
正位置:エネルギーで繋がってOK♡
逆位置:本音を隠した付き合いに注意
みたいなニュアンスで捉えてみましょう。
このカードを引く人は、本来なら言語も文化も違う相手と仲良くなれる人です。魂と魂で繋がれる人であり、それ故に「建前」「社交辞令」「相手の気持ちを高める言動」などの社会的なやり取りは疲れてしまうことがあると思います。
正位置で出る時は「もっと本音を言っていいよ」と促されています。言いたいのに言えないことがあるなら、周りの人を信じて思い切って話してみると良いでしょう。「話してくれて嬉しいよ、実は私もねー…」という感じで、もしかしたらより仲良くなれるかもしれません。
逆位置で出る時は、少し警告のニュアンスが入ります。
・社会的スペックで付き合っている
・無理して背伸びしないと一緒にいられない
・心では「心地よくない」と思うのに離れられない
など、何かしら維持する価値のない人間関係がすごく大切なものに思えて、何とか頑張って続けようとしている時期かもしれませんね。
逆位置で出る時は、まず出来る限り「社交辞令とかくだらなすぎる!」「本音を言えない関係は心地よくない!」と素直に認めることから始めると良いでしょう。
「大人として」
「社会人として」
「私が我儘なのかも」
などの社会的なあれこれは、一旦全て無視してしまって大丈夫です。
私たちはつい他人と比べたがり、上下関係を作りたがり、本当は「嫌だな」と感じている人間関係にこそしがみついたりしてしまうものです。そういう社会が長く続いてきたんですね。
ですがそんな社会もそろそろ終わりです!これからの時代は、ますます人が本来のエネルギーで繋がれる時代になります。
きっとこのカードを引く人はその時代を引っ張る人であり、つまり「魂と魂で繋がれる人」なのですよ☺️
次回:9. 完結
最初から読む:1. いにしえ人
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