私がメール鑑定する時に愛用しているデッキ「ミスティカルシャーマンオラクルカード」を紹介します!
64枚から成るこのデッキは、1つのストーリーとして繋がっています。
この1〜64までの一連の流れをRPG風勇者の旅路に例えながら、カードの背景と、実際のリーディングではどんな時に出るカードなのかについて、1枚ずつ紹介していきます!
今日は「36. 地上世界」です!
ストーリー
嘆き続ける男性と別れて、勇者は自分の旅路へと戻りました。あれだけ心地よいと思った森も、光のマントを見つけた洞窟も、あっという間に遥か遠くになっていきました。
男性の「傷つけられた」という悲しみや嘆きのエネルギーを思い出しながら歩いていると、以前よりずっと景色が色鮮やかに感じられるようになっていることに気付きました。
青い空も、
原っぱの草の緑も、
木が大地に根を張り空へ広げた葉も、
そこに映える真っ赤な夕日も、
今まで何度となく見てきたその景色が、今となってはただ「きれいだなー」だけでは終わらない、もっと深い感覚が胸に湧くようになったのです。
この美しい世界があること、
そこに肉体を持って存在していること、
その関わりの中で感情を経験できること。
どんなに辛く苦しい感情であっても、それはこの世に存在する者だけが感じられる特権であり、今この瞬間ここに存在できていることが奇跡なのです。
・・・嘆きがあるからこそ、世界は美しい。
だからこそ、心ではどんなに辛く苦しいと嘆いていても、本当はそれさえも含めて「地上世界」は楽しい場所なのだと知りました。
カードの意味と背景
「地上世界」は、肉体を持って現実を生きている生者の遊び場です。私たちはあらゆる感情を体験するため、肉体を授かってこの世界に生まれてきます。
この「地上世界」では、私たちは簡単に誤解をしてしまいます。目に見えるものが全てである!と思ってしまったり、嘆きに囚われたり、過去に執着したりしてしまうのです。
しかしそれすらも本当は「遊び」であり、
そんな誤解や執着を体験するからこそ、
愛や美しさや楽しさもまた知ることができます。
過去の嘆きに囚われないようにしましょう。
時間は過去から今へと繋がっているだけでなく、
未来からも今に向かって流れ込みます。
私たちがこれから向かう未来は、実は既に肉体を超えたところで決まっています。目には見えなくても、そこには霊的な大きな意思が常に動いているのです。
「今・ここ・私の肉体」を意識しましょう。
嘆き執着するのも遊び、
今ここ私の愛や美しさを見出すのも遊び、
未来から流れ込む時間を受け入れるのも遊び。
全ては肉体を授かって地上に生まれてきた、私たち生者の特権です。楽しみましょう。
このカードを引くのはこんな時
このカードはよく逆位置で出てきます。
正位置:「今・ここ・私」が楽しい!
逆位置:昔も未来も楽しくない!
みたいなイメージで捉えていきます( ;∀;)
私たちは「今・ここ・この瞬間」に生きることしかできません。過去も未来も実体のないものなのですが、私たちはつい過去のことばっかり考えたり、望む未来に執着したり、不安や恐れを感じたりしてしまいますね。
いまこの瞬間どんなことがあっても、私たちはそれを思い切り楽しんで、今この瞬間から幸せになっていいんですよ。
正位置で出る時は、日々色んなことが起こりつつも、ある程度「どんなことでも楽しむ」という体力が育っているでしょう。このまま楽しんでGOして大丈夫です。一瞬一瞬の出来事を楽しめば楽しむほど、チャンスやサポートを得られるでしょう。
逆位置が出る時は、「ちょっと立ち止まって色々感じてみたら」という時です。目の前の現実は、決して私たちが自分の力で作り出しているものではありません。外側の出来事ばかりに心を囚われるのではなく、「この出来事を通して私は今どんな気持ちになったのか」を感じてみると◎ですよ!
全ては私たちの魂が望んだものであり、
肉体の及ばないお空の意思が働いた結果です。
地上は遊び場。
私たちはあらゆる感情や経験を得るために肉体を授かり、この大いなる「地上世界」に生まれ落ちます。一見頭では嫌な経験に見えても、それもまた理由があって起こります。あらゆる経験にオープンに、この冒険を楽しみましょう☺️
次回:37. 月
最初から読む:1. いにしえ人
ご依頼はこちら:外山周のリーディング