外山周です!
この夏中退した大学を訪れたので、その記録を書いてます!
🔽ここまでのあらすじ
・出発してから丸3日間、身体の痛みと付き合う
・やっと「身体は全力でもう嫌だ!と言っていた」と気づく
・自分で「嫌だったんだねぇ」と確認する
やっとよく眠れた3日めの朝、ちょっとずつ不思議なことが起き始めました。
身体が緩んだら、次は感情!
本当、人間の身体と心はよく出来てます。
身体が緩んだら記憶が甦ってきた!
3日めの朝、久々に「よく眠れた」という実感で目が覚めたら、急にお腹が空いてきました(笑)。
まずはスタバで朝ごはんを食べることに。
当時よく座ってた椅子に座って、当時と変わらないメニューをかじる。
「なんかほっこりした気分だなー」
と感じ、さらにそれまで全身に強烈に力が入っていたことにも気付きました。
と許可を出してみた瞬間、不思議なことが起こりました。
1回も思い出したことすらなかった、ずっと忘れていた記憶が蘇ってきたのです…。
それもすごい勢いで、まるで昨日のことのように生々しく頭に流れ込んでくるものだからまー辛い。
当時感じないようにしていたいわゆる「未完了の感情」までも、容赦無く突き上がるように湧いてきました。
さっきまでのほっこり気分は何処へやら(笑)。
身体の感覚と付き合い尽くしたと思ったら、今度は記憶と感情に向き合うことになったのでした。
「こんな私は人と繋がれない!」
この時に甦ってきた記憶は、殆どが当時の友人たちや彼氏との会話でした。
あんなことやこんなことを言ったこと。
助けようとしてくれた人を遠ざけたこと。
手を差し伸べられることすら、しんどかったこと。
・・・。
私は、人と繋がることが出来ませんでした。
本当に本当にしんどかったんです。
本当は誰かに助けて欲しくて仕方なかった。
でもそれは手に入らない(受け取ってはいけない)と思い込んでいたし、実際に手を差し伸べられたら、もうしんどくってたまらなかったんだよね…。
あんなに助けようとしてくれた人がいたのに。
・・・とここまで記憶に呑まれたら、
っていう、強烈な自己否定が湧いてきました。
能力が足りない。頑張りも足りない。もうここにいることも出来ない。私は足りない。ダメなやつだ。
こんな気持ちを抱えて、人と仲良くできるわけがない。
それに気付いたら、なんかすごーく悲しくなってしまいました。
今はちゃんと繋がっている
そんなこんなで吞まれまくっていた頃、その時ミラノにいた友人からメッセをもらいました。
他愛もない会話や、共通の趣味の話、それにお互いの現在地(ミラノ – オクラホマ)をGoogleマップで確認してみたりもしました。
その友人の勧めで、LAにいるホストファミリーに「オクラホマに来たよ!」ってメッセもしてみました。
ホストママが「楽しんでね!次は彼氏とLAにおいで!」って言ってくれました。
そんなことをやってるうちに、また気付いたんです。
って。
どんな私でも、ここにいても良かった
私は多分、初めて留学を志した時にはもうすでに、「誰かと繋がりたい」って渇望していたんじゃないのかなー。
アメリカ人ってみんなソーシャルスキルが高いし、ハグしたりもするし、家族や友達同士で仲良くしてるように見えるし。
多分私は、自分も英語を話せるようになってアメリカのコミュニティーに入ったら、私でもそんな関係が手に入るって思ったんじゃないのかな。
でも無理だった。
あんな自己否定の塊で、世界中のどこに行ったって、本当に人と繋がっていくことなんてできるわけがない。
🔽当時の私こんなんだしね(笑)。
「こんな私じゃここにいれない!」って、ずーっと身体に力を入れていたけど、でも本当はここにいても良かったんだよ。って、やっと思うことが出来た。
でも本当は、成果がなくたってここにいても良かったんだよ。 本当はあの人もこの人も、私のことをきっと好きでいてくれたんだよね。 自分らしく笑ってるだけでよかった。 ただ笑ってここの生活を楽しんでるだけで良かった。 本当はあの人もこの人も、私のことをきっと好きでいてくれたんだよ。私が気付かなかっただけ。
そう思えたことが、何よりの収穫だったかもしれません。
昔よく行ってたカフェメニュー。
今回の滞在で何回も食べて、帰国前日になってやっと「美味しいー」って思えました。
・・・続く!!