エンパスやHSPの人、目に見えないエネルギーに敏感な人は、多かれ少なかれ「エネルギーを取られている」「エネルギーを渡し過ぎている」という感覚に覚えがあることでしょう。
この感覚はいまいち言葉で説明しづらいので、「なんか疲れたけど気のせいだと思う」「気合と根性が足りないせいだ」などの形で無かったことにしたり、気付かないふりをしているかもしれません( ;∀;)
一般的な防御方法を試しても、上手くいかなくて余計にしんどい思いをしているかもしれませんね。
そもそも「エネルギーをあげる」って、一体何なのでしょうか。
今日はそれについて説明していきます!
この「エネルギーをあげてる」という感覚が体で分かるようになると、自分のエネルギーを今より楽に守れるようになって、体も心も軽い状態にしていくことができます。
エネルギーを守る方法を知りたいエンパスさんは、防御を試す前の入門編としてぜひ読んでみてください✨
「エネルギー」について知ろう!
そもそも「エネルギー」とは一体何なのでしょうか。
「エネルギー」の正体
物理的にいうと、エネルギーとは「止まっている物体を動かせる力」のことです。
この枠を物理から目に見えない範囲にグッと広げて、さらに少しスピ的に捉えると、要は「空気を振動させる力」と言うことができます。
・想念
・感情
・お金の流れ
・代々引き継いだ価値観や生き方
・心臓の鼓動など、肉体が発する全ての動き
などなど、「生命力そのもの」「目に見えないけど空気を伝わって他人に届いていくもの」がスピ的なエネルギーの正体です。
私たちエンパスはたまたま偶然これを肌でキャッチするのが得意(というかキャッチし過ぎて疲れている)、というわけです。
「エネルギーをあげる」の具体例
エネルギー=生命力。
ということで、「エネルギーをあげる」というのは、つまり「自分のための生命力を他人に割いている」という状態です。
・相手のことをずーっと考えている
・話しかけられたら必ず返事をしてしまう
・頼まれたら嫌でもやってあげてしまう
・むしろ頼まれなくてもやってあげてしまう
・相手の痛みや感情を肩代わりしてしまう
・相手のSOSを察知し過ぎてしまう
などなど、「本来自分のために使うべきエネルギーを相手の元へ飛ばしている」という行動全般が、「エネルギーをあげる」に入ります。
自分自身への影響
これをずっとやっていると、もちろん自分自身に良くない影響がたくさん出てきます。生命力を他人のために割いているのですから、自分の生きる力が目減りしてしまうのは当然ですね( ;∀;)
・疲れる
・無気力になる
・報われない気持ちになる
・無価値感、無力感が大きくなる
など困ったことがたくさん起きます。
ですが同時に「必要とされている」「相手を助けてあげている」などの繋がりを実感できる作用もあるため、まぁ余力が残ってるうちは「悪いことばっかじゃないさ」と思えたりもします(笑)。
相手への作用
例えば「ずっと相手のことを考えている」という形でエネルギーをあげ続けた場合、相手にはどんな影響が出るのでしょうか。
結論から言うと、
ポジティブに作用すれば「祈り」、
ネガティブに作用すれば「呪い」となります。
常にエネルギー=生命力を割いて相手に送っているので、相手は2人分の生命力を纏っていることになります。ポジティブに作用すれば相手の人生は順風満帆、なんかめっちゃ上手く行っちゃうぜヒャッハー!となるわけです。
多くのエンパスさんは、こんな風にして好きな相手をエネルギー的に助けています。これが「祈り」の作用ですね。
そしてある日ポキッと心が折れてしまった時に、エネルギーの供給をやめて相手を切り離すことが多いわけです。稀に憎しみや恨みに変化して「ふざけんじゃねー!」と言う想念を乗せ始めると、これが「呪い」となります。
いずれにせよ、「他人に生命力を割くと、ネガポジどちらかの作用がある」と言えますね。
・エネルギー=空気を振動させる見えない力
・エンパスは相手にエネルギーを送り続けている
・ポジティブに作用すると相手の人生が上向きになる
・その分こちらは疲れることが多い
エンパスは「エネルギータンク」が大きい
エンパス独特の特徴として、多くの場合エンパスの「エネルギータンク」は大きいです。
今生きるのに疲れてしまっているエンパスさんには信じられないかもしれませんが、本来なら人よりもエネルギー量が多く、芯がとても強いことが多いのです。
私たちは常にFree-WiFiのように他人にエネルギーをあげ続けていますが、その分を同じように他人からもらうことはできません。
何故なら、シンプルに自分よりエネルギータンクが小さい人からもらうことは出来ないからです。
例えば私たちがいつも30ずつあげている相手がいたとして、その人のマックス値が40だった場合、「私があげてるのと同じ30寄越せよ!」とやってしまったら、7割以上奪おうとしている=恐喝になってしまいますよね(笑)。
なので本当ーーーに理不尽を感じることではありますが、「人からもらう」のは諦めた方が良いのです。悲しいですけどね( ;∀;)
「エネルギーを守る」とは
ということで、ここまでを踏まえて「エネルギーを守る」について改めて考えてみましょう。
私たちエンパスにとっての「エネルギーを守る」とは、
・他人からもらうのを諦めること
・他人にあげるのもやめる(程々にする)こと
・自分のエネルギータンクを満タンにしておくこと
の3つを常に意識することです。
他人にあげる=特定の誰かのことを考え続けるのをやめて(少なくとも「相手のことを考えていない時間」を作って)、自分自身の感情や体を大切にする時間を増やすのです。
常に自分のエネルギー残量に気を配り、「減ってきたなー」と感じた時には、他人に満たしてもらおうとするのではなく、自然に触れたり旅に出たり、美味しいものを食べたりして、自分で自分を満たすようにしましょう。
エネルギーを守るための第一歩は、まず「自分のエネルギー値を知る」というところから始まります!
なかなかスパッと切り替えることは難しいかもしれませんが、少しずつ少しずつ、エネルギー防御の仕方を身体に落とし込んでいきましょう☺️
次回、エンパスのエネルギー防御法(心理編)につづく!