英語の「Imperial」と日本語の「皇」の使われ方を考える

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LAで「全米日系人博物館」に行った時のこと。

こんな説明がありました。

Japanese Imperial Navy attacked the US naval base at Perl Harbor and set motion into America’s entry into World War II. …

訳:日本の皇軍は真珠湾でアメリカの海軍基地を攻撃し、アメリカの第二次世界大戦への参戦へと持ち込んだ。

 

ここで引っかかったのは「Imperial Navy」という言葉です。

一緒にいたホストママに聞いてみました。

 

ちか
ねぇ、なんでこれ「Imperial」って書いてあるのかな?なんか悪い意味だったり、当時の日本軍を貶めようとして選んだ言葉なの?
ママ
えっ???
ママ
いや違うと思うよ。特に何の意味もないよ。ただ当時日本軍がそう呼ばれてたってだけの話だよ。
ちか
そうか…そうだよね。なるほど。
ママ
なんでそんな風に思っちゃったのかな?
ちか
はい…なんででしょう。

 

この会話をして、私は秘かにすごく落ち込んでいました。

確かにママの言う通り、何で英語で書かれた「Japanese Imperial Navy」という言葉に悪い意味があると思ってしまったんだろう。

単純にこれが日本語で、あえて「日本の皇軍が真珠湾を攻撃し…」と書かれていたらと考えると、違和感があったのです。

普通は「旧日本軍は」と書くところでしょう。

それをあえて「皇軍」と書くのは、言外の思惑がのっているのではと深読みしてしまいます。

 

私は日本語と歴史が好きで、戦前の軍隊を「帝国陸海軍」「国軍」「皇軍」などと呼んでいたことを知識として知っていました。

ですが戦後書かれた文章では「旧日本軍」と言われていることに、これっぽっちの違和感も持ったことがなかったのです。

私のような歴史好きであっても、歴史を語る時にわざわざ戦中の言葉は使いません。

日本人である私がそうなのに、アメリカでは普通に「Imperial」という言葉が使われ、しかもそれがあっさりと受け入れられている。

このギャップに、すごくヘコんでしまったのでした。

というか今でもヘコんでいる(笑)。

 

国の意識が希薄になったのは、こうして以前あった言葉が無くなって別のものになり、それに違和感すら抱けないほどに定着してしまったからなのかも…

そう考えると、言葉が持つ力って本当にすごいなぁと思います。

 

※日系アメリカ人についてはこちらをどうぞ

→ 日系アメリカ人と強制収容の歴史、歴史は嘘をつかない

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外山 周

外山 周

TOYAMA, Chika
長く英語業界に身を置き、10,000時間以上の指導経験とTOEIC400点アップ等の実績を持つ。が、上達のみを重視するやり方に疲れ独立。現在は「ゆるくキツく楽しい」をモットーに、心を重視して英語イベントや個人セッションを行なっている。
口癖は「英語は外国語だから、完璧じゃなくていい」。
将来の夢は心理カウンセラーと、算命学の鑑定資格を取ること、日本人向け「古典に親しむ会」を行うこと。
神道と日本語が大好き。好きな言葉は「国のため、人のため」。

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