「もののけ姫」より:英語の吹き替えから思う日本文化④

登場人物の確認

今日はお待ちかね(?)の、カヤちゃんです!

カヤ(Kaya)
アシタカの許嫁。
日本語ではアシタカを「兄様」と呼ぶが、英語では名前で「Ashitaka」と呼ぶ。
小さな村では、年上の人はみんな「兄様」と「姉様」である。

 

台詞比べ

さて。アシタカの旅立ちシーンの会話です!

日本語

アシタカ:カヤ。見送りは禁じられているのに。
カヤ:おしおきは受けます。どうかこれを、私の代わりにお供させてください。

アシタカ:大切な玉の小刀じゃないか…
カヤ:お守りするよう息を吹き込めました。いつもいつも、カヤは兄さまを思っています。きっと…きっと…!

アシタカ:私もだ。いつもカヤを思おう。

英語

アシタカ:Kaya. What are you doing here? You know it’s forbidden.
カヤ:Do you think I care about that? I came to give you this so you won’t forget your little sister.

アシタカ:Your crystal dagger… Kaya, I can’t take this.
カヤ:Please keep it with you, brother, to protect you. You must take it with you, please. I want you to have it so you won’t forget.

アシタカ:Kaya, you know I could never forget you.

英語の台詞の和訳

アシタカ:カヤ、ここで何をしているんだ。見送りが禁じられていると知ってるだろう。
カヤ:そんなこと、私が気にすると思う?これを渡しにきたの。あなたが妹を忘れないように。

アシタカ:お前のクリスタルダガーじゃないか。カヤ、受け取れないよ。
カヤ:お願い、一緒に持っていってお兄ちゃん、お兄ちゃんを守るために。絶対持って行ってくれなくちゃだめ。お願い。あなたにこれを持っててほしいの。忘れないように。

アシタカ:カヤ、君を忘れることなんて絶対ないよ。

 

感想

・・・もうどこから突っ込んでいいやら(笑)。
この英訳じゃ、アシタカとカヤが本当の兄妹みたいです。

お仕置きは受けます →そんな事気にすると思う?

これを私の代わりにお供させてください →忘れないように持って行って欲しい。

お守りするよう息を吹き込めました →守るために持っていけ。

うーん直接的。
まるでアシタカが敵と戦って、やられそうになったところで小刀を使い、それで敵をやっつけて命が助かった!みたいな、そんな物理的なものを感じます。

日本語には「念」がこもるのですよ~。
英語にこもらないとは言わないが、日本語にこもる念はその比じゃないのです。

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外山 周

外山 周

TOYAMA, Chika
英語トレーナー。心理カウンセラーを目指して勉強中。
夢は、心理セッションを融合させた英語トレーニングを開発すること。
神道が好き。

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